表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秘密のシェアハウス【大型長編版】  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
【特別編⑵】(修斗と苑香視点)
113/138

『修斗&苑香 2人きりの夫婦旅行 ~12年ぶりの、新婚旅行~』


――親でも、夫婦でもある私たちへ。今だから、見つめ直せる「愛」がある。



◆イントロダクション


5人の子どもに恵まれ、家族として幸せな日々を送る修斗と苑香。

そんな彼らが――結婚12周年を記念して、ついに「2人きりの新婚旅行」へ!


行き先は、2人が昔から「いつか行こう」と夢見ていた場所――

モルディブ。

透き通る海、美しい空、静かなヴィラ。

子どもたちに見送られ、手を繋いで旅立つ2人の、ちょっぴり照れくさくて温かい、大人の愛の物語。



◆Day1:旅立ちと静かなリゾート


◎羽田空港

蒼空:「ママ、海で泳ぎすぎないでねー!」

花音:「パパ、ちゃんとママに毎日“好き”って言ってね!」

冬翔:「おれが家を守る!」

陽葵&月詩:「ばいばーい!」


◎機内にて――

苑香:「……ねぇ、2人だけの旅行って、いつ以来?」

修斗:「高校の卒業旅行以来……12年ぶり、かな」

苑香:「なんか変な感じ……でも、楽しみ」


◎モルディブ到着

海辺のヴィラ。風にそよぐカーテン。

久々に2人だけで見るサンセットに、言葉がなくなる。


修斗:「……こんな静けさ、久しぶりだな」

苑香:「5人の声がないと、逆に落ち着かないね」


でもふと見つめ合い、2人は優しく微笑む。

手を繋いで、サンダルのまま浜辺を歩く――。



◆Day2:癒しと語り合いの日


●シュノーケリング、スパ、ディナー…


*海中レストランにて


修斗:「苑香、最初に会った時、こんな未来があるなんて想像してた?」

苑香:「してないよ。でも……夢より素敵かも」

修斗:「お前と、子どもたちと。俺の人生、もう完璧だと思える」

苑香:「……わたしも。やっぱり、あなたでよかった」


ディナー終わり、夜のヴィラで――

2人でお酒を飲みながら、将来の話をぽつりぽつり。


苑香:「いつか、みんな大きくなったら……夫婦で日本一周しない?」

修斗:「賛成。でもその前に……まずまた2人目の新婚旅行だな」


静かに寄り添って、波音だけが聞こえる。



◆Day3:最後の夜、そして「再び恋に落ちる」


ハンモックに揺られながら――

修斗:「俺さ、もう一回お前にプロポーズしてもいい?」

苑香:「……え、今さら?」

修斗:「“好き”って気持ちは、毎日更新されるものだろ?」

苑香:「……バカ……でも、うれしい」


小さなリングの箱を渡す。中には、手紙が。


「12年前の新婚旅行、できなかったね。

でも、今日やっと叶った。

12年間ありがとう。これからも、夫婦で、親で、恋人でいよう」


苑香:涙ぽろぽろ。


ふたりは、再びキスを交わす。

12年分の“好き”を込めて。



◆ラスト:帰国、そして子どもたちの出迎え


成田空港


蒼空・花音・冬翔・陽葵・月詩、全員おそろいのTシャツで登場!

\「Welcome back パパ&ママー!!」/


苑香:「……やっぱり、この子たちがいるから、私たちが夫婦なんだね」

修斗:「ああ、家に帰ってきたって感じがする」


7人でぎゅっと抱き合って、エンディング――



◆ナレーション・エンドロール


ナレーション:

「いつも忙しい夫婦にこそ、“2人だけの時間”を。

静けさの中で、もう一度恋に落ちる旅。

家族という物語は、こうして続いていく――」


エンディング曲:back number「ヒロイン」


―終―


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ