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秘密のシェアハウス【大型長編版】  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
【特別編⑵】(修斗と苑香視点)
112/138

『修斗&苑香の高校同窓会 〜12年後の僕ら〜』



――青春は終わらない。あの教室で出会った全てが、今の僕らを作った。



◆オープニング:同窓会の招待状


ある日、1通のメールが修斗と苑香のもとに届く。

タイトルは「〇〇高校 第〇期卒業生 同窓会のお知らせ」


苑香:「……12年ぶり、だって」

修斗:「行くしかないな」

苑香:「……私たち、あの頃から“夫婦”だったんだもんね」


ふたりは笑いながら頷き合い、封筒の中の案内状を見つめる。

“会場:母校・体育館にて開催”

“懐かしの教室にもご案内します”



◆会場到着:12年ぶりの再会


◎母校の体育館


懐かしい制服姿の写真パネル、当時の掲示物、制服展示コーナーも。

会場に入った瞬間、ざわつく声。


同級生1:「え!?苑香ちゃん!?テレビで見てたあの苑香!?」

同級生2:「隣……まさか修斗!?え、2人来てるの!?」


苑香:「みんな……久しぶり」

修斗:「おぉ、変わってないな、あの頃のまんま」


・実は知られていなかった「高校卒業と同時の秘密結婚」。

この場で、初めて正式に告白される――


修斗:「実は俺たち……高校卒業してすぐ、結婚してました」

苑香:「ずっと秘密にしてて、ごめんね。でも、今日伝えたくて」


\どよめきと拍手/


先生:「まったく、お前たちらしいなぁ!」

同級生:「うわーー!やっぱりか!!」



◆学校探訪:思い出の教室へ


*3年〇組の教室


木の机、黒板、二人がよくいた窓際の席。

あの日、初めて交わした言葉――

あの春の放課後に、告白して、キスを交わしたあの席。


苑香:「あ、ここ……告白したとこだ」

修斗:「懐かしいな。あのとき手、めっちゃ震えてた」

苑香:「……またあの頃の私に会えたら、“よく頑張ったね”って言いたい」


ふたりで机に落書き帳を残し、こっそりサインと家族の絵を描く。

その下には「未来へ」と書かれていた。



◆体育館ステージ:記念映像上映&サプライズ演出


◎同窓生たちが作ったサプライズ映像「12年間の思い出」

•昔の卒業アルバム

•秘密結婚をしていた2人の今

•そして5人の子どもたちからのビデオメッセージ


□ 蒼空(長男):「パパとママの高校って、こんなだったんだ!すごい!かっこいい!」

□ 花音:「青春って、いいね!私もいつか、ママみたいな恋がしたい!」

□ 冬翔:「うちのパパとママ、最強夫婦!」

□ 陽葵・月詩:「だいすきーー!!」


苑香:「……泣かせにきてるじゃん……」

修斗:「あいつら、やるなぁ……」



◆ラスト:同窓会の終わりと、始まる“次の物語”


◎校門の前


同級生:「本当におめでとう。2人見てると、恋したくなるわ」

先生:「今度は子どもたちと一緒に来なさい。次の“修学旅行”で」


修斗:「俺たち、ここから始まったんだな……」

苑香:「あの日の“青春”が、今もずっと続いてる気がする」


校門を出る2人。その背中は、12年前と同じように寄り添っている。



◆ナレーション・エンディング


ナレーション:

「思い出は色褪せることはない。

教室で交わした言葉、窓際での約束、そして秘密の結婚。

それら全てが、今のふたりを作っている。

だから――

過去も、今も、未来も、ふたりで歩いていく」


BGM:スキマスイッチ「かなで


――終――


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