『修斗&苑香の高校同窓会 〜12年後の僕ら〜』
――青春は終わらない。あの教室で出会った全てが、今の僕らを作った。
⸻
◆オープニング:同窓会の招待状
ある日、1通のメールが修斗と苑香のもとに届く。
タイトルは「〇〇高校 第〇期卒業生 同窓会のお知らせ」
苑香:「……12年ぶり、だって」
修斗:「行くしかないな」
苑香:「……私たち、あの頃から“夫婦”だったんだもんね」
ふたりは笑いながら頷き合い、封筒の中の案内状を見つめる。
“会場:母校・体育館にて開催”
“懐かしの教室にもご案内します”
⸻
◆会場到着:12年ぶりの再会
◎母校の体育館
懐かしい制服姿の写真パネル、当時の掲示物、制服展示コーナーも。
会場に入った瞬間、ざわつく声。
同級生1:「え!?苑香ちゃん!?テレビで見てたあの苑香!?」
同級生2:「隣……まさか修斗!?え、2人来てるの!?」
苑香:「みんな……久しぶり」
修斗:「おぉ、変わってないな、あの頃のまんま」
・実は知られていなかった「高校卒業と同時の秘密結婚」。
この場で、初めて正式に告白される――
修斗:「実は俺たち……高校卒業してすぐ、結婚してました」
苑香:「ずっと秘密にしてて、ごめんね。でも、今日伝えたくて」
\どよめきと拍手/
先生:「まったく、お前たちらしいなぁ!」
同級生:「うわーー!やっぱりか!!」
⸻
◆学校探訪:思い出の教室へ
*3年〇組の教室
木の机、黒板、二人がよくいた窓際の席。
あの日、初めて交わした言葉――
あの春の放課後に、告白して、キスを交わしたあの席。
苑香:「あ、ここ……告白したとこだ」
修斗:「懐かしいな。あのとき手、めっちゃ震えてた」
苑香:「……またあの頃の私に会えたら、“よく頑張ったね”って言いたい」
ふたりで机に落書き帳を残し、こっそりサインと家族の絵を描く。
その下には「未来へ」と書かれていた。
⸻
◆体育館ステージ:記念映像上映&サプライズ演出
◎同窓生たちが作ったサプライズ映像「12年間の思い出」
•昔の卒業アルバム
•秘密結婚をしていた2人の今
•そして5人の子どもたちからのビデオメッセージ
□ 蒼空(長男):「パパとママの高校って、こんなだったんだ!すごい!かっこいい!」
□ 花音:「青春って、いいね!私もいつか、ママみたいな恋がしたい!」
□ 冬翔:「うちのパパとママ、最強夫婦!」
□ 陽葵・月詩:「だいすきーー!!」
苑香:「……泣かせにきてるじゃん……」
修斗:「あいつら、やるなぁ……」
⸻
◆ラスト:同窓会の終わりと、始まる“次の物語”
◎校門の前
同級生:「本当におめでとう。2人見てると、恋したくなるわ」
先生:「今度は子どもたちと一緒に来なさい。次の“修学旅行”で」
修斗:「俺たち、ここから始まったんだな……」
苑香:「あの日の“青春”が、今もずっと続いてる気がする」
校門を出る2人。その背中は、12年前と同じように寄り添っている。
⸻
◆ナレーション・エンディング
ナレーション:
「思い出は色褪せることはない。
教室で交わした言葉、窓際での約束、そして秘密の結婚。
それら全てが、今のふたりを作っている。
だから――
過去も、今も、未来も、ふたりで歩いていく」
BGM:スキマスイッチ「奏」
――終――




