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第33話:「拳と拳」

「だが、チマチマした工夫(ただのルーチン)なんざよ……効かねぇんだよ!!」


レイジの全身は鉄に覆われ、拳の一撃ごとに地鳴りが起きる。エンガは再び構えを取ったが、その瞬間──


「……ええい、面倒だ!!」


頭の中で巡らせていた作戦を投げ捨てた。エンガの瞳に宿るのは、ただ一つの信念。


「俺の(フィスト)で、真正面からぶっ倒す!」


観客席がどよめいた。誰もが呆然とする。だが、レイジはその姿にむしろ歓喜の咆哮を上げる。


「そう来なくちゃなァァ!!」


鉄と肉の拳が真正面から激突!

ズガァァァァァンッ!!


衝撃でリングの床が弾け飛び、観客の頬を風が切る。互いの拳が食い込み、肉が裂け、鉄が軋む。


「ぐぬぬぬぬ……まだまだだ!!」


「ハァァァァァッ!!!」


二撃目、三撃目、四撃目──。

もはや理屈も戦略もない。ただ、魂を込めた拳と拳がぶつかり合い続ける。


観客席の誰かが震える声でつぶやいた。

「……これが、本物のバトルってやつか」


そして次の瞬間、互いの拳が最後の一撃を描く──!

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