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第32話:「鉄壁を崩す理」

「俺の鉄に痛覚なし(アイアンメイデン)を砕けるかよ!」


レイジの両腕は鋼鉄と化し、観客席からはどよめきが起きる。殴るたびにリングがきしみ、衝撃波で床石が砕け散る。


エンガは拳を構えながら、必死に頭を回転させた。

(正面からぶつかれば潰される……氷女の時と同じ“熱”じゃ駄目だ。鉄は溶けるほどの熱量が必要だし、そんな出力は今の俺にはない!)


一瞬、足元に視線を落とす。割れたリングの隙間から立ち上る土埃。

(……そうだ。鉄は硬い。だが硬すぎるモノは、狙いどころを突けば──)


「ほらどうしたァ!!」

鉄の拳が振り下ろされる。エンガはギリギリで横に跳び、床が陥没した。


「お前の鉄壁を……一点突破で割る!!」


エンガは超加速(ハイ・ブースト)を発動!足元の氷戦のときと同じ摩擦熱で拳を赤熱させつつ、今度は“同じ場所”だけを叩き続けた。


鉄の装甲に赤い亀裂が走る。観客席がざわついた。


「……ほぉ、やるじゃねぇか」


レイジの笑みが深まる。


「硬さに硬さをぶつけるだけじゃ砕けねぇ。……理屈(かんがえ)で崩すか、悪くねぇな」


だが次の瞬間、レイジの全身がさらに鉄化し、まるで要塞のように立ちはだかる。


「けどなァ──理屈じゃ俺は止められねぇぜ!」


リングに重低音が響き、次なる衝突が迫る!

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