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第26話 「氷刃舞踏」
足元から突然、鋭利な氷の刃が突き上がる!
「……っぶねぇ!!」
エンガは咄嗟に跳び退いた。だが、次の瞬間──
バキバキバキッ!!
周囲の氷が一斉に波打つように隆起し、無数の刃がフィールド全体から生えてくる!!
「まさか、作った後の氷も操れるのか……!?」
──だが、彼の問いに、ジーンは人差し指を左右に振り、まるで「それは違うわ」と言わんばかりに微笑んだ。
「ふふ……少し違うね、子猫ちゃん」
彼女は、雪のように白い髪を揺らしながら、誇り高く、優雅に言い放つ。
「私の魔法は、"氷を作る力"じゃない──
熱を奪い操る力なのさ──!!」
その言葉と同時に、氷が踊る!
フィールドの氷が意思を持ったように波紋のごとく跳ね、刃となり、壁となり、槍となってエンガに襲い掛かる!
「まるで氷そのものが……生きてやがる!」
エンガは滑る足場を蹴り、氷の刃の間を跳ねるように避けていく!
だがその最中──
「避けるのは上手いわね? でも……」
ジーンが指を鳴らす。
「そろそろ、舞の幕引きといこうじゃないか!」
フィールドの中心に氷柱が一斉に立ち上がる!
それらは空中で交差し、氷の檻となってエンガを包囲する。
「……囲まれた!?」
──まさに氷の支配者。
エンガは睨む。
(このままじゃ、攻撃どころか……近づけもしねぇ……!)




