表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/101

第11話:「敗北の先へ──プロゲーマーのアドバイスと最強CPU戦」

「……チーム戦で、1人に完敗か」


試合が終わった後、エンガは観客席の一角で1人座り込んでいた。

拳を握りしめ、悔しさを噛み締める。


ブレイズやカイ、ミラも同じだった。

どれだけ連携を磨いても、ゼクスには通用しなかった。

彼はすべての戦術を見抜き、最小限の動きで完封したのだ。


「……あんなの、どうやって勝てばいいんだよ」


エンガがため息をついたとき、目の前に影が落ちた。


「……悔しいか?」


声の主は──ゼクスだった。


「そりゃ、悔しいに決まってんだろ」


エンガが顔を上げると、ゼクスは静かに腕を組みながら言った。


「お前らは悪くなかった。チームとしての完成度は高い。だが、"個"としてはまだ甘い」


「個として?」


「お前たちはチーム戦だからこそ動ける。しかし、俺は"個"の力を極限まで磨き、"チームを上回る個"になった。それが、勝敗を分けた」


エンガは息をのむ。


「お前に足りないのは、"個としての戦闘力"だ。お前自身が強くなれば、チームの連携もさらに上のレベルに行く」


ゼクスはそう言い残し、去ろうとする。


「……どうすれば、強くなれる?」


エンガが立ち上がり、問いかける。


ゼクスはふっと笑った。


「なら、ジムに行け」


「ジム……?」


ゼクスはVR格闘ゲームにおける最強の訓練場について語った。


『バーチャル・ファイターズ・ジム(VFG)』


そこには、ゲーム内最高難度のCPUが設置されており、

勝てば"格闘AIがプレイヤーの戦闘データを学習し、さらに強くなる"という仕様になっている。


「VFGの最強CPUは、"オメガ"と呼ばれるAIだ。プレイヤーのデータを蓄積し、"人間を超える戦闘センス"を持つ。あれを倒せるようになれば、少しは俺に近づけるだろう」


ゼクスの言葉に、夏炉の拳が震えた。


(強くなる……! もっと、もっと上へ……!)


「わかった、行くぜ……VFGに!!!」


──こうして、エンガは新たな戦いへと挑むことになる。


次なる相手は、"人類最強のAI"。


"最強CPU・オメガ"との戦いが、今始まる──!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ