嵐よ
嵐よ、どうか怒りをお収めください………傲慢な人々によるその罪火、その所業を。
聖なる光を携えて……産まれる嵐の子ルーラーよ、貴方は優しくそして儚い……それ故に恐怖を巫女の瞳に隠したのでしょう。
自分の力で救われる誰かがいるのなら、死の生贄になってもいいと思っていた。 人々の罪火、その大きさを見るまでは、………愛していた筈だった。
巫女よ、瞳無き巫女よ、嵐の落し子の私は嵐を纒いて人を呪うだろう。
私の為に瞳の光を隠す愛しの巫女よ………済まない、私はもう人を愛せない、そう私は錆びた剣に嵐を纏わせながら呟いた。
どうか私の為に涙を流さないでおくれ………私は今より嵐の王となり、業火で身を焼きながら嵐の矛先を愚かな人々に向ける。
例え私の行いが間違えだとしても私は止まれない………これが罪火の代償なのだから。
私の愛しき巫女よ一振りの嵐の剣を貴女に預けよう、どうか私を打ち倒してくれ………貴女なら巨木と成り果てた私を殺せるだろう。
………ありがとう、愛しき貴女よ………そしてさようなら。




