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大好きなあの人へ

作者: 有村 沙菜

誰にも言えない、それでも誰かに聞いて欲しい。

あの人が好きな私のこの気持ち。


あの人に会いたい。

あの人に触れたい。

手を繋ぎたい。抱きしめたい。キスがしたい。

「大好き」って、素直に伝えたい。

どんな瞬間だって、あの人の側にいたい。


あの人が……好き。


私の頭の中は、ずっとずっと、あの人のことでいっぱい。

考えたくなくても、考えないようにしても、ふと気づいたらあの人はそこにいる。

あの人との嬉しかった出来事が、頭の中で繰り返して何度も何度も蘇ってくる。


ただ目が合っただけ。

うっかり手が触れただけ。

ほんの少し、なんて事のない世間話をしただけ。

ただそれだけのほんの些細な出来事ですら、今の私にとってはかけがえのない宝物。


あぁでも、こんな事を考えているのは、多分きっと私だけ。

あの人の頭の中がパンクしてしまうくらい、私でいっぱいになればいいのに。

他のどんな事も手に付かなくなるくらい、私のことだけ考えるほど、私のことを好きになってしまえばいいのに。


あの人は今、どんな事を考えているんだろう。

もう夢の中にいるのかな。

私から連絡を取ることだってできるのに、あの人から連絡が来る事をつい期待してしまう。

連絡が来たら胸が高鳴るほど嬉しい。来なかったら胸が締め付けられるほど寂しい。

今日はどちらに転ぶのかと、期待と不安で迎える毎日。

あぁまた今夜も、私は暫く眠れそうにない。


本来1番手よりも2番手が好きな私。

誰かの補佐にまわる方が性に合っている私。

そんな私のままじゃ、私はいつまでもあの人の1番にはなれない。


他のことなら2番手でもそれ以下でも構わない。

私はあの人にとっての、1番になりたい。

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[一言] 願い叶いますように
2017/10/17 01:37 退会済み
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