結婚記念日2/2
やはり料理というものは難しいな、得意料理を作ってみたが全てが全て上手くいくわけでは無いしな。今は13:52で後8分で嫁が帰ってくる、とにかく片付けをしてから出かけますか。
14時25分
何故か嫁がいつもより慌てていた、嫁は普段慌てることは無いのだが。色々と考えると普通に考えて不思議な事があった、というか今までより不思議だった。
だけど今考えても意味がない、何故なら今日で全てを終わらせたいからだ。
14時55分
嫁からのメールが1通あった、とにかく要点をまとめると、
・義両親はもう来ている
・15時30分ぐらいに俺の両親が帰ってくる だから帰ってこいだそうだ。
15時25分
まず家に着いた、とにかく義両親への挨拶が重要だと考える。
「義父さん義母さんこんにちは、今回は結婚記念日記念日に来て頂きありがとうございます。」
「何をそんなにかしこまっているのよ俺君」そう義母は笑いながら言った、嫁もクスクス笑いながらこっちを見ていた。
15時35分、インターホンからチャイムの音が鳴り響く、どうやら俺の両親が来たようだ。
「やあ元気か俺?暫く連絡もないからびっくりしたぞ」と笑いながら俺父は言った。
15時50分、少し早いが結婚記念日の祝いが始まった。まずは全員での乾杯、証拠を出すのは食事中にさせて貰う。
「嫁さん、俺くんは大丈夫かしら?」とどういう意味で言ったのかは分からないが、嫁に言った。
「大丈夫ですよお義母さん、俺くんは浮気するような人でもありませんし、私には勿体無いぐらいです」と嫁は言った。
ん?これはチャンスではないか?ここで嫁に証拠を突き出せば、面白いことになりそうだ。
「あっ!そういえば嫁、俺らに何か言うことは無いか?」と俺は言った
「え!?なになに!?嫁さん妊娠でもしたの!?」と母は言ったが、残念だけど嫁との子供は望めないって言うことでお願いします、と心の中で呟いた。
「えー?わかんないよー?なんかあったっけー?」と嫁は言っているけど俺は遮るようにいった、
「それなら俺から言わせて貰いましょう!嫁よ!俺に隠していることはないかね?」言い終わってから考えたが、俺ってこんなキャラだったかな?
「えーなんも知らないよー?」ととぼけてるけど、知っているぞお前がさっきまで間男と会っていたことを
「それならいいや、嫁?浮気しているよね?」
「は?知らないけど?」急にその喋り方になっていると言うことは、慌てているという証拠だ、もう少し畳み掛ければ自白しそうだ、できるだけあの汚い写真は出したくないから、早く自白しろよ、嫁
「そうなんだ、本当に知らないんだ、ここに証拠もあるけどねー?」
「ふっ、どうせ持っていないんでしょ?男の虚言はやめておいた方が良いよ?、周りから友達が離れていくよ?」と言われたけど、これが本当なんですよね、虚言ではありません。
「残念だけど、虚言では無いしここに証拠もある、なんならこの証拠を出してあげようか?」と明らかに俺が言わないような声で言った、嫁の顔から明らかに驚きが出ている、っていうか、義両親と両親が空気になっている。
「そっ、その証拠を出して見なさいよ!本当は無いくせに!」
「はい、ではこちらが証拠になります」
その言葉とともに出したのは、封筒の中に入っている、約150枚ほどの写真。
これは全て嫁と間男のメールでの会話記録です。
「ぎゃ、ぎゃ、その写真は全て嘘っぱちでしょ!?私がそんなことするはずないじゃ無い!、まさかそんなものを作って離婚しようって言うの!?良いわよ!離婚よ!もちろん慰謝料は貰うからね!」と言われたけどそっちが払うんですよね
もちろん慰謝料は払って貰うんで安心してください