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初日の捕物

GW最終更新

10分後現場に到着すると、2・3人血の気を失って倒れているのが

目に入った。周囲に血痕は見あたらないが血の臭いがあたりを包ん

でいる、ということは相手は吸血種。

正直、初日から捕物とか勘弁願いたい、さっさと拘束して寝よう

そんな事を考えながら犯人を探したら

いた、電柱の先端に立ってる。色々面倒だからそういう所に立つなよ

とか思う


「今日は喉が渇いてしょうがないんだ、でも殺しちゃうと不味いだ

ろ~。君もそこにいる家畜みたいに美味しい血が飲めるのかな」


俺を警察官と勘違いしているようで、悦に入った声が不快だ

モブがウルセー、野次馬も邪魔臭い。

俺の見た目は普通の人間と変わらないのもあるんだろうが、家畜扱いとか

薬でも、決めて頭沸いてんじゃねぇのかこいつ


「悪いが俺の血は特別でね、簡単にやれないんだよ。

何せ毒でできてるからな」


身体能力は半端じゃないのが吸血種のやっかいなところだ、声の感じ

からそんなに若くもないようだが、血が毒でできているなんて

ハイブリッドやキャリアの中では常識的に通じる言葉もわからなく

なっている。


「毒でできている血なんて嘘はいけないよ君~さぁ、飲ませてよぉ!」

「とりあえず、黙れ」


右手で腰に下げたホルスターから愛用のUSPを抜き、腰の後ろに

刺している暴徒鎮圧用のスタンロッドを左手に構え、相手のキャリアを

睨み付ける。

かなりハイになっているのか無作為に突っ込んできたが、俺は冷静に

トリガーを引き、足を打ち抜いた。といってもゴム弾なんで貫通するとか

ない、周りいた野次馬は俺が警告も何も無く発砲したのを見て、ザワつきながら

逃げて行く


「シラけたこと、すんじゃねー!銃なんかぶっ放してきやがって」

「そういうのいいんで、さっさと拘束されてくれない」


UPSのマガジンをゴム弾から銀弾へ換装する。

銀は吸血鬼の弱点みたいに言われているが、実際は血中のキャリアウィルスの

動きを阻害する効果がある。

さっきと変わらず出鱈目に突っ込んでる、モブ男(仮称)が突き出してくる腕を

左手のスタンロッドで払いつつ、右肩を左脚を銃で撃ち抜く。銀弾の傷は治りが

遅い、痛みから不格好に転がり撃たれた箇所を押さえ喚き散らす。

さっさとカタが付いて拍子抜けしてしまい、若干緊張していた自分が馬鹿みたいだ。


「痛ぇぇぇぇぇ、ふざけんなクソぉぉぉぉ!」

「おいおい、あっさりだな。お前を公務執行妨害と違法吸血行為で逮捕する」


腰のホルダーにUPSを戻し、手錠をかけて警察へ連絡を入れる。


「ざけんな!!なんなんだよ!!これを外せよ!」

「薬でもきめてんのかお前、特治って言えば通じるか」


さすがに吸血種は怪我の治りが早い、手当の必要もなく打ち抜いた足は傷跡も

無くなっていく、銀弾とはいえ純度が低ければこんなものか

特治の人間だということを知りもう抵抗する気も失せたのだろう。

何事も無く警察に連れ行かれた。

後は特に事件もなく一日を終えた、でも事後処理ってやっぱり大変寝れるか

不定期更新、誤字脱字ご容赦下さい

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