そして、島へ
処女作となります。見苦しい点あるかと思いますが、お付き合い下さい
結局、ここに来る羽目になった。
目の前には海上都市衛浜市が目に見える。
海上都市衛浜市、東京湾から船に揺られること約一日。
日本領海ギリギリに位置する人工島、
混雑種やそれに関わる人々が押し込められている場所っていえば聞こえが悪いが、
一応国連憲章に則った法律に基づいて作られた混雑種保護特区
俺たちみたいな半端物が隔離されている島、もちろん普通の『人間』もいるが、
普通じゃないほうが多いんだ、別に○二病とにかかっているわけじゃない。
船旅ももうすぐ終る、丸一日かけて都心からここまで本当に長かった。
定期連絡船といっても豪華客船ってわけじゃない、ちょっとしたクルーザー
っていうのが正しいところだろう。
幸い、天候にも恵まれ波もほとんど無く穏やかな船旅だ。
潮風に長く当てっていたせいか船酔いもほとんど無く済んでいたのは幸いだろう、
揺れる船の上で寝るのは正直しんどかったがそれももう終る。
気が進まなかったが来るしかなくなった自分の境遇に軽く頭を抱えながら、
改めて事の発端を思い返す。
不定期更新、誤字脱字あると思いますがご容赦を