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On Air  作者: 五十鈴十五
なーちゃんとみねちゃんのかっぷりんぐらじお
2/2

第二十一回放送

 『なーちゃんとみねちゃんのかっぷりんぐらじお』



名塚「みなさんこんにちは!なーちゃんこと、二年の名塚ですっ」


峰内「みなさ~ん、こんにちは~。みねちゃんこと同じく二年の峰内です…」


名塚「どうしたの、みねちゃん。元気ないよ?あ、もしかして昨日あれ見ちゃった?ドリャゴンボウル。

ゴグウが死んじゃって、私ショックだよ。まだグリリンとS〇Xもしてないのに」


峰内「違う、違うの。実は私、昨日から生理なのよ」


名塚「うあ、つらっ。でもねみねちゃん。それはラジオで言っちゃダメでしょ……」


峰内「そうだね。リスナーの女子はきちんとナプキン持ち歩こうね。聞いている男子諸君。生理で辛そう

な女子を見てもロキソニン飲みなよとか言わないように。ぶっちゃけアレ二日目に効き目ない」


名塚「だからそういう事…ああ、もう時間だ。始めるよ、みねちゃん」


峰内「いいよ」


名塚「それでは、お昼の三十分間」


峰内「どうぞよろしくお願いします」



 (CM)



名塚「はいっ、なーちゃんとみねちゃんのかっぷりんぐらじお。放送室からお届けしています。お食事中の皆、全裸待機してたかな?」


峰内「いやいやなーちゃん。この番組殆ど男子聴いてないからな」


名塚「いや、この番組のリスナーは例え女子でも全裸待機だよっ。実際いるらしいし」


峰内「物好きな女もいたもんだ……」


名塚「私はアニメ見るとき、BLマンガ読むときは全裸だけど」


峰内「そういう発言は控えようね…って、私もさっき生理中とか言っちゃったけどさあ」


名塚「だからやっぱりいいんじゃない?こういう会話を待ち望んでいるリスナーもいる訳だよ。全裸で!」


峰内「全裸推し過ぎだし。しかも、これはカップリングについて語る番組」


名塚「そうだったね!失念していたよ。では、リスナーからのお便りを読んでいくよ~……二年生のP,N  クリスマスってエロイベントの定番だよね さんから頂きました」


峰内「すごいペンネームだな…」


名塚「《なーちゃん、みねちゃん、こんにちは。いつも楽しく拝聴しています。早速ですが質問です。お二人は番組であまりゲームの話をしませんが、乙女ゲー等はやらないのですか?私は良くやるので、もし、お薦めのゲームがありましたら教えて下さい》

   だってさ」


峰内「乙女ゲームかあ。確かに今まであんまり話した事なかったね」


名塚「うん、そうね。私はときめきメモリーズガールズサイドがお薦め。ほんとに素晴らしいゲームだよ。あ~なんか話してたらやりなくなってきちゃった。ていうかさ、ずっと思ってるんだけど、もっと同人とか出ても良くない?」


峰内「ほんとそれな。ときメモGSは神ゲーだった。イベントとかも一緒に参加したよね」


名塚「うん。声優さんとか来てね。ゲーム制作中の事とか話してた」


峰内「いやあ、楽しかったなあ」


名塚「他には何かお薦めの物ってある、みねちゃん?」


峰内「そうだなあ。やっぱり譲れないのは学院ハンサムかな」


名塚「うわあ、またコアだねえ」


峰内「あのケツ顎がたまらないよね。なーちゃんもやってみなよ。

   あれ?これ前も言ったよね」


名塚「そうなんですよ皆さん。みねちゃんずっと学院ハンサムおもしろいよ、やってみなよって言ってくる時があって……いや、学院ハンサムが嫌いって訳ではないんですよ?」


峰内「そうだよ、おもしろいからさ」


名塚「いや、おもしろいのは解るんだけど、みねちゃんの推しが強すぎて逆にやる気が起きないっていうかさ……」


峰内「いや、だから……あ、はい。次のお便りに行きたいと思います。もっと話したかったのに…。えっと、一年のP,N いなくなれバルス! さんから頂きました」


二人「「ありがとうございます」」


峰内「《なーさん、みねさん、こんにちは。私は今期、デラララの同人誌を描こうと思っているのですが、お二人は今期のアニメでこれはBL同人にしてほしいと思うものはありますか?》

   うーんBL同人かあ。なんだろ」


名塚「今期はあまり良い収穫はなかったよね。あ、でもロウキューは良かった…ってか絶対BL出るで     しょ。一期、二期の時は出たし!」


峰内「ロウキューだったら影木×日向ひゅうがが一番みたいな」


名塚「えーっ⁉私は及河×影木かなあ」


峰内「ああ、それ見たいかも!ていうか、ロウキューは色々なカップリングが楽しめるよね。あれだけキャラが居るとさ」


名塚「うん。無限の可能性がある」


峰内「でも最近あからさまに女子受け狙って作ってるアニメとかあるよね。ロウキューは男の人も見てたけど、おそ町さんとかそうじゃない?」


名塚「う~んまぁね。でもそれ言ったらあからさまに男子受け狙ってるものもあるよ。

   今はラノベ原作とかオリジナルとか関係なく、エロを作品の中に仕込まないとみたいな風潮があるよね。止めてほしいわ」


峰内「わかる」


名塚「来期からは、話で勝負するアニメが増えるといいね」


峰内「ロウキューは話で勝負してたよ」


名塚「では、ここで一曲。テレビアニメ、ロウキュー主題歌。日陰アレです。どうぞ」



 (曲)




名塚「いやあ、やっぱりいいね」


峰内「うん。サビの部分とか最高」


名塚「では、続いてはこのコーナー」


峰内「カップリングリング~。このコーナーでは、リスナーの皆さんの意見を基に世の中にあるありとあらゆるもののカップリングについて話し合うコーナーです」


名塚「早速いきましょう。三年の P、N ポポポーポ・ポーポポ さんから頂きました。

   《私が良いカップリングだと思うのは、ちくわと胡瓜です。ちくわにある穴に胡瓜を優しく挿入するなんて、いやらし過ぎますし、キュンキュンします。》

   ですって、みねちゃん」


峰内「うーん、少し直接的過ぎないかな?」


名塚「いやいや、そうでもないって」


峰内「だって、つまりちくわが受けで胡瓜が攻めって事でしょ」


名塚「うん、まあそうだね」


峰内「ほらすぐに分かっちゃう。これだと隠語に転用出来ないよ」


名塚「そもそも、放送でこの会話流しているから意味無いんだけど…」


峰内「ああ、そうかあ」


名塚「取り敢えず、コレについて話していこうよ」


峰内「おっけー」


名塚「もうみねちゃんが言っちゃったけど、ちくわが今回受けなんだね」


峰内「これは今まで考えた事も無かったね」


名塚「それだけ優秀なリスナーが聞いているという事だね。で、これはオッケ―?」


峰内「私的には」


名塚「うん」


峰内「超オッケー。言ってしまえば刀だってコレと似たようなもんでしょ?」


名塚「そうだね。刀身を鞘に収めるんだから、似てるっちゃあ、似てる」


峰内「収めるというのを、隠語にしたらどうだろう。うわー天才だわ、私」


名塚「まあ、誰もそんなこと考えないからね。ちなみに、どんな感じで使うの?」


峰内「収め動画見た!?みたいな」


名塚「つまり、BLっていう意味として使うのね」


峰内「そう考えると、色んなことがエロく感じるね」


名塚「というと?」


峰内「収集がつかないとかもうっ、はうわわわわあああ、ってなる」


名塚「私はならないなあ」


峰内「そうか、残念……」


名塚「ガチ凹みしないで、流行るかもよ」


峰内「絶対?」


名塚「みねちゃん可愛い…けど、絶対とは言えないなあ」


峰内「……。仕方ない、切り替えて次のお便りだあ!」


名塚「はいどうぞ」


峰内「ありがと。ええっと、二年のP、N 田中妊活やめるってよ さんから頂きました。

   《私が見つけたカップリングは、馬と騎手です。背面騎乗位のまま鞭で馬のお尻をたたく。ああっ、なんというSMプレイなのでしょう。エロい、エロ過ぎますよ。そう思う様になってから、私は競馬観賞にハマってしまいました》

   だってさ、なーちゃん」


名塚「コメントしにくいなあ…」


峰内「羞恥心に打ち勝って、頑張るのよ。貴女ならできるわ」


名塚「何キャラなの?ま、まあ 田中妊活やめるってよ さんが言ってることは少しわかるし、エッチだとも思うよ」


峰内「なーちゃんはさ、どういうプレイがしたいの?」


名塚「そういう話は放送部の倫理規定に引っかかるから言わない!」


峰内「恥ずかしいだけでしょ?私はこういうプレイ良いと思うよ。私が調教する側」


名塚「だから言っちゃ駄目だって」


峰内「でもさ、今の内に言っておかないと後で後悔するかも」


名塚「しないよっ!」


峰内「お遊びはこれ位にしてっと」


名塚「もー。みねちゃんは…」


峰内「ははは、ごめんごめん。えっ、おわり?」


名塚「お遊びしなければ良かったんだよ」


峰内「という訳で、引き続きお便りお待ちしてまーす。お便りは、放送室前の、かっぷりんぐらじおお便りBOXに入れてね」


名塚「……」


峰内「ほんとごめん。なーちゃん」



 (CM)



峰内「はい、なーちゃんとみねちゃんのかっぷりんぐらじお。第二十一回放送でしたけれども、どうでしたか、名塚さん」


名塚「取り敢えず、今後こういう事が無いようにしていきたいですね」


峰内「ごめんなさい~」


名塚「いいよ。でも今度は許さないからね?」


峰内「ははーっ。解りました殿下」


名塚「うむ、よきにはからえ」


峰内「ということで、来週のかっぷりんぐらじおは、いつも通りこの時間に生放送でお届けします」


名塚「また聞いてくださいね」






二人「「ばいばーい」」






※※※





 最終リスナー率、57パーセント。

 今週のランキング。暫定一位、『なーちゃんとみねちゃんのかっぷりんぐらじお』。  

この小説は、読者参加型の小説です。この小説の中に出てくるラジオに、お便りをメッセージ機能を使って送っていただけると嬉しいです。その場合は、P、Nを忘れずにお書きください。

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