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モンスターと遭遇

 神様と別れた僕はいよいよこの世界の冒険を始めることになる

 現代の快適な生活と元の体への未練を断ち切って前に進むとしようか。

 元の体に戻る可能性はまだ残っているけどね。


 まずは装備とスキルの確認をしよう。神様クエストは落ち着いてからでいいや。


 現在、身に着けているものはシンプルな布の服とズボンのみである。

 足は裸足だ。

 アイテムボックスから適当な服と靴を取り出し身に着けることにした。

 それからここは、魔獣が出現する危険な世界である。防具が必要だ。

 防刃ベスト(9000円)を取り出し、身に着ける。

 それから鞘付の包丁(刃渡り21センチ)とナイフを数本取り出し、身に着けた。

 ちなみに、僕は荷造りするにあたって、全財産を使い切った。

 装備はだいたい整った。


 剣術スキルについては包丁をスムーズに振り回せる気がするが、それだけだで、回避術と気配察知はどこまでできるのか今のところよくわからない。


 瞬間移動は移動したい場所を強く念じると、自分の体が入るぐらいの大きさの黒い膜が現れ、くぐると移動することができた。

 Lv1しかないせいか20m以上移動することができなかった。逃走用にはちょっと短い。計画を練り直さないと。


 鑑定について、近くの草を凝視してみると名前のみが表示された。これもLvを上げないと。


 一通り確認が終わったので行くとしよう。でも、どこに行けばいいんだ?

 町が近くにあればいいのだけれど、とりあえず、すぐそこの丘に登って周りを見わたしてみよう。

 丘の上についたら双眼鏡と方位磁石を取り出し、町や人が見えないか探してみた。



 ・・・・・・・・・・・・


 おかしい!

 かなり見晴らしがいいのに町どころか人の痕跡すらまったく見つけられない。

 北西のほうには山脈が連なっており、南西の方角には鬱蒼とした森が広がっている。

 そして、東の広い範囲にわたって草原が広がっているが、見つかるのは動物ばかりで人の姿はまったく見つけることができなかった。

 まさか人の住んでいない地域に来てしまったんじゃないだろうな。

 神様に聞いておけばよかった。


 しょうがないので適当に進もう。南の森と草原の境目あたりを目指して進んでみるか。


 ・・・・・・・・・・・・


 歩き始めて1時間、まったく景色が変わらない。森までは思った以上に距離があったみたいだ。

 歩きながら瞬間移動で行って戻ってを繰り返し、Lvを上げていく。

 ただ、あんまり頻繁にやりすぎると少し頭が痛くなってくるので休憩しながら。現在Lv3。

 およそ80mほどの距離を移動できる。


 すると突然、鳥肌がたち斜め後から気配を感じた。これが気配察知か!

 後ろを振り向くと体調1mほどの狼が出現した。

 凝視すると小牙狼【状態:はぐれ】と表示された。


所持スキルの投擲を気配察知に変更しました。

申し訳ない

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