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三月二十日の命について

命が存在する意味ってなんだろうか。

検索欄に文字を打ち込んでみると、こう記されていた。


〈細胞が機能し続け、他者と関わりながら感情や経験を積み重ねる「存在そのものの尊さ」にある〉


「......ふっ」


気持ち悪い、と思わず声に出そうになり慌てて口を押さえた。


しかし「尊さ」か、その存在すら人間が生まれなければ分からなかったものだと言うのに。


別に全ての者に諦観している訳では無いが、酷く不気味に見えた。

結局調べてみても、何か得られるものはなかった。


存在が尊いなんてよく言えたものだ。

不要なものは排除し、異端者を拒絶し虐げるだけの醜い生き物だと言うのに。


でも、自然の摂理として当然のことだと私は思っていた。

野生では、出来の悪い子を殺すことによってバランスを保とうとする。より良い子孫を残すためには仕方の無いことだから。


じゃあ、いつか私も苦しくないって思えるのかな。

あと十三日。

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