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第31章 今を語る
第31章 今を語る
今までの出来事を思い返し、語る佑のこれ迄の出来事。季節の変わり目に感じる旋律のメロディー。今日は、古き良き時代の立役者に拍手を贈る。昨日の出来事は、今日の出来事でしかない。昨日の忘れかけた記憶を思い返す事、時代を振り返ると良くも悪くも只ひたすらに頑張った毎日ばかりであった。しかし、忘れもしないこれ迄の出来事とは、本当に忘れてしまっていると思う。だから、引き戻る事で繋がるものがあると思う。でも、現実とは幻術だ。災い、過ち、その真相の奥にはまだ迷いが、生まれる。忘れても忘れても、思い返し、今を生きる。今、緊張する心の奥で一つの出会いが生まれていくのを今、佑は感じ始めていくのであった。過ちを正すのは自分ではない。過ちを認めてしまっては、時間を戻せない。過ちを過ちと認める前に何か出来る事はないかと考え直す時間が欲しい。時間の始まりは本当の自分と戦う時間が始まりだ。孤独も自由も忘れても、隙間を埋める時間を創ることで、手に出来る時間を手に出来るのではないかと問い続けたい。時間を気にする事で新しい時間が動き始まる。時を戻すのも時を動かすのも自分の心の自分自身しかいないと心の中で強く思うのであった。




