第8話 神様可愛い
さて、私はマドンナを勝ち取ったわけだが、勝手がわからないのでとりあえず友達と言うのも違うしなー。よし、とりあえず親友にしよう。秘密の共有からだよね。
「私はリジェッツ家の令嬢です。見てたからわかると思うけど、たぶん変です私」
私から話しかけた。
「そんな事ございませんわ。わたくしの目に狂いはありません。あ、名前はサクラ=チェリーブロッサムよ。まあ、平民だけど」
こうして、とりあえずマドンナと仲良くなった。名前はサクラさんだな。この子とはなにもなかったみたいだ。どうやら天界とこちらではラグがあるらしい。知らないけどね。
カールが悲しそうな顔をしている。そういえば彼氏って言ってたっけ?まあ、彼は彼氏ではなく、人間だった。親しい人間ではあった。どうやら、彼女にしたいほど私が可愛かったようだ。
わかるわー。だって鏡見ても可愛いもん。という奥底に眠る私は置いといて。
まぁ、転生したにせよ何にせよ、生きてるし良いや。
(丸投げすんにゃー、あ、また噛みましテャ)
唯一心の声が聞こえるアマテラスさんは心の声でも噛んでいた。マジ萌え。
(きゃ、困ります。萌えーって私そんなに可愛いんですキャ?)
噛むと小さい「や」が入るらしい。可愛い。