第21話 新入生を勧誘しようローズ編
私ローズは前世おじさんだと知った。前世の年齢ではそろそろ100が見えてくる。しかし、見た目年齢15歳。ぬーん。こっちでの歳は16歳。
恋愛もできていない。元々が男なのもあるが、いい人は居ない。咲良は最初恋愛対象だったが、彼女の前世が妻だと知ると少し外れた。
さて、サクラといえば今桜は散り始め、新入生が入ってくることになった。というより新歓の季節だ。
可愛い子来ないかな。私も可愛いんだけど、等と前世の私は言っている。馬鹿野郎。自分に恋してどうすんねん。
さて、春の寒空の下勧誘活動は続く。私ローズは剣術部に所属している。ご存知剣での近接攻撃を考える部活だ。ちなみにサクラはメイス術部にいる。よく交流戦をするので2つの部活で1つの部活のような気もする。
さて、新歓をしていると可愛い子がいたので声をかけてみた。
「剣術部です。良かったら見に来ませんか?」
「でも、私体力ないし。すみません」
「大丈夫です。私もなんとかなってるので。体験だけでもして行きませんか?」
「なら体験だけさせて頂きます」
こうして、可愛い子を部活をしているところに連れてきた。実際に剣を握らせてみた。
「うぅ〜。これ重いよ」
「ならとりあえず木刀で」
「戦国武将とか好き?」
「まぁ、はい。長谷堂政宗が推しですね」
心の中できっとあの政宗だなっと考えている。
「かっこいいですよね。政宗様」
「そうだね」
彼女の名前はサンシャイン=ブルーミングサマー。明るい太陽のような金の髪をしている。
その笑顔はこの世界が闇に染まっても光り輝くであろう輝きだ。




