表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空想の世界〈Fantasy World Online〉  作者: 雪乃
一章 始まりの始まり
7/32

7 エクストラクエスト



ズン ズン ズン



僕の前には今黒い鋼の巨人がいる。大きさは約2、3メートルほど。当たり前だけど威圧感だけでそこら辺にいる敵とは違う。



《鑑定》


《カオスガーディアン lv30》



完全な格上だ。けど、ここで後悔してもどうしようもない。確かこんな言葉があったっけ?



「当たらなければどうということはない。」



瞬間、僕はガーディアンに向かって駆けてゆく。そしてガーディアンの股下を潜りながら攻撃を入れるのも忘れない。が……



「固っ!初期装備じゃあきついかな?危なッ!!」



攻撃しても全然削れてないや、それに反応もあの巨体に似合わず速い。



ガーディアンはそのまま一撃必殺の威力を持った腕を振り下ろす。



僕は避けながら攻撃を入れる。巨体に似合わず速いとは言ったけど避けられないわけじゃない。



それに、攻撃が効かないって言っても100発くらい殴ればゲージ1本削れる。



さあ、耐久戦の始まりだ……








今どれくらいたったか、僕は今までにないくらい長時間集中状態を維持している。もう判断ミスで一撃もらっていいくらいにだ…そのおかげかガーディアンの膝が壊れた。



そして面白いことに攻撃する部位によって通るダメージが違いガーディアンは関節部分が弱い。



膝が壊れたことのせいか、ガーディアンの周りに赤いオーラがではじめ動きが格段に速くなった。



ガーディアンが僕に向かって物凄い速さで突っ込んでくる。


ズガァーン!


ガーディアンは壁にめり込みその隙に物陰へ隠れる。


「はぁはぁはぁ……やっと一息つける。途中でログがいっぱい出てたな。」



《【棍術】がレベル最大になり【中級棍術】になりました。》

《【魔力感知】がレベル最大になり【魔力視】になりました。》

《行動によってスキル【軽業】を取得しました。》

《スキル【軽業】のレベルが上がりました。》

《スキル【天魔魔法】のレベルが上がりました。》

《スキル【見切り】を取得しました。》

《スキル【筋力強化】を取得しました。》



「なるほど、だいぶ上がったなぁ。やっぱり格上との戦いがスキルレベルを上げるのに効率がいい。」



途中からガーディアンの攻撃の前に赤い線か出てたのは見切りのせいだったのか。どうせガーディアンはすぐに倒れないし、いろいろ実験に付き合ってもらうか。



まずは……



「こっちだ!」



僕の声に気づきガーディアンは迫ってくる。その間に僕は準備をする。


「せーの」



ズガァー!!



ガーディアンのHPが目に見えて減った。成功だ、案外できるものなのな魔法付加。バック転しながらガーディアンの攻撃を避けながらあの某アニメのピ〇コロさんをイメージして天魔魔法を使う。



「僕って結構アニメが好きなんだよね。」



ガーディアンの周りには無数の光の玉が浮いている。僕が開いていた手を握る。


ドドドドドドドドドドーン!!!!!!


無数の光の玉はガーディアンに当たり爆発した。



「あー、これで終わってくれたらな…もう1発入れとこうかな。」



天魔魔法で右手に槍を作る。光は強くなれば熱を持つ。もっともっとだもっと集まれ!!




出来た。



と、同時にガーディアンがター〇ネーターみたいに近づいてくる。だがもう遅い。



「くらえ、《神槍(グングニル)》!」



チュドーン!!



僕の手から離れた光の槍はガーディアンの肩に刺さり、破壊した。




HPは半分になった。ってかこれでも死なないの?


ガーディアンの赤いオーラが更に濃くなった。


「第2ラウンド開始か……」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ