17 第1回戦
最近は更新頑張ってます!
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予選1回戦
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僕は4回あるうちの1回目の予選だった。この大会は予選で二人に絞ってから8人で本線を行うらしい。そろそろ始まるようだ。
『えー、皆さんごきげんよう。これより最強プレイヤー決定戦を行いたいと思います。それに伴い実況はわたくし惰眠と……『運営の山田さんね。』ってオイ!何本名バラしちゃってんのさ!!!』
『縁寿類でお送りします!』
山田さん……惰眠って何さ惰眠って…あともう一人の方、当て字ヒドッ!!!
『やーやー、山田さん。この予選1回戦はどのプレイヤーが注目ですかね?』
『だから、山田ゆーな!!(もういいけど…)スレッドとかで上がっているメンツだと、紙装甲さんにマッドハットさんそれから風華さんですかね。』
『ほうほう、手元にある資料だとマッドハットさんは魔法型でほかの2名は物理型ですね。』
『まぁここで話すと彼らに不利な状況になるのでこれくらいで始めようと思います。』
はぁ、やっと始まるのか。僕はさっき言われた縛りを思い出す。今回の縛りは……
『これより、予選1回戦……始め!!!』
ドーーン!
「殴りと蹴りだけで勝ち抜くこと!」
まずは、近くの人を殴りつける。
「ゴバァッ!!」
その人の頭を持って振り回し……
「行くよ?そーれっ」
中心の人が密集している場所に投げつける。これで投げられたプレイヤーのHPは消し飛び周りのプレイヤーも大幅にダメージを負った。
「うわっ」
「何だ!!!」
「人が飛んできやがった!」
こういう力と力のぶつけ合い……とても良い。
「このやろっ背中がお留守だぜ!!!」
スキンヘッドのプレイヤーが大剣を振りかぶる。大丈夫だよ。そんなに心配してくれなくても。
「ちゃんと分かってるから♪♪」
自然と口角が上がってくる。
背後を見ずにその大剣を掴み足払いをして倒れたところにその大剣を首筋に思いっきり叩き落とす!
ザシュッ!!
「二人目。」
部位欠損が起こり首より上が胴から離れる。
「今度は全力で行くからね。」
カチッと音がするような感じがして視界から色が消え、シロクロの世界になる。
周りが動く前に動きステータス任せに殴りつける。
ズゴォォン
殴ったプレイヤーは言わずともだが殴ったことによって生じた風圧によって周りのプレイヤーまでもが吹き飛ばされHPが消し飛んだ者も、場外アウトになったものも出た。
『おぉっと!?今何が起こったんだァッ!!説明しろ山田ァ!そしてあの子笑ってるよコワイッ』
『いや、何だ今の?動き出しが全然見えなかった。気がついたらボワァンッて。』
オオォォォ(゜ロ゜*)(゜ロ゜*)オオォォォ(゜ロ゜*)(゜ロ゜*)オオォォォ(゜ロ゜*)(゜ロ゜*)オオォォォ(゜ロ゜*)(゜ロ゜*)オオォォォ(゜ロ゜*)(゜ロ゜*)オオォォォ(゜ロ゜*)(゜ロ゜*)オオォォォ(゜ロ゜*)(゜ロ゜*)オオォォォ(゜ロ゜*)(゜ロ゜*)オオォォォ(゜ロ゜*)(゜ロ゜*)オオォォォ(゜ロ゜*)(゜ロ゜*)
会場全体が興奮に包まれる。
「みんな元気だな〜。」
と、呑気に眺めていると
「おい、貴様私と勝負しろ。」
と和服美女が、えっと名前は……
「たしか、風華さんですね。良いですよ丁度誰かと撃ち合いたいって思ってましたから。」
僕は拳を構える。
「では、いざ尋常に…」
周りの空気が張り詰めるようだ。
「参る!!!」
音はしない。ただ、いきなり目の前に現れるような動きで近づいてくる風華さん。そして一瞬で5本もの斬撃が降り注ぐ。
「ッ!」
しかし、まだモノクロの領域に入らなくても捌ける速度だ。僕は落ち着いて斬撃を周りにいる人に当てるように逸らす。
「これで5人減った。今度はこっちから。」
僕は駆ける。途中邪魔しに来た人達も居るが全て叩きのめす。
彼女は僕の不意をついて横薙ぎの攻撃をする。それを後ろに反り返って避けそのまま蹴りを入れる。
ゴッ
「クッ、なかなかやるな。」
まだあなたの攻撃1度も当たってないのだけどね。
その後も彼女の斬撃をことごとく受け流しプレイヤーの数を減らしていく。彼女への攻撃も忘れない。
「くそ、なぜ当たらない!うおおぉ!!」
渾身のひと振り。だがしかし、その攻撃は無情にも空を斬り、僕の拳が腹にめり込む。最後にこれだけは言っておこう。
「楽しかったよ。」
彼女のHPはゼロになり光となって消える。丁度ほかの人も終わったようで、紙装甲さんだけが残っていた。
『試合終了ォォォォ!!!本戦出場者は【ナギサ】と【紙装甲】だぁぁ!』
ふう。楽しかった時間も終わり、ここで1回戦が終わった。
ナギサの性格が少々普段と違うのは仕様であるのでお気になさらず。