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空想の世界〈Fantasy World Online〉  作者: 雪乃
一章 始まりの始まり
11/32

11 PVP


「こんな奴らはちゃんとお仕置きしないとね。」


「あのさぁ君、俺らのこと舐めすぎじゃない?」


「いや、全くもって君たちを舐めているわけじゃないよ。ただ本当のことを言ったまでさ。」


そう言うと奴らの片方が切れた。


「上等じゃねぇか!ぶっ殺してやる!」


ピロン


______________________


プレイヤー《ガス》からPvP要請が来ています。


承認しますか?


Y/N

______________________



僕が止まっていると……


「どうした?怖気付いたか!」


「いや、そうじゃない。そこの奴も合わせて2対1だ。」


ざわざわざわざわ……


「舐めやがって!」


改めてきたPvP要請を受け入れ、カウントが開始された。


相手の2人は僕のことを舐めたように見ている。僕に舐めやがってとか言ったくせに…


カウントが進む


3


2


1




ビー!


開始の合図と同時に、口の悪い方が突っ込んでくる。


「くらいやがれ!」


剣を振り下ろしてくる。僕はそれを左のメイスで受け流し、その腕に右のメイスを振り抜く。


パァーン


男の腕が消し飛んだ。これは部位欠損という状態異常でモンスターの部位破壊と同じような扱いだが…


「有り得ない……一撃で部位欠損なんて……」


間髪入れず残りの腕と片足を破壊し、頭を破壊した。


「1人終わったよ。」


「ヒィッ、何なんだよこいつ!」


右手、左手、右足、左足と、順番にかつ素早く破壊してだるま状態にした。


「僕から言うことはね、1つ、無理な勧誘とかは辞めること。2つ、ぼくの妹が嫌がることをするなじゃないと……」


「次は殺すからね。」


そう忠告してから頭を潰した。


______________________


you WIN


______________________



これで初めてのPvPが終わった。






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