11 PVP
「こんな奴らはちゃんとお仕置きしないとね。」
「あのさぁ君、俺らのこと舐めすぎじゃない?」
「いや、全くもって君たちを舐めているわけじゃないよ。ただ本当のことを言ったまでさ。」
そう言うと奴らの片方が切れた。
「上等じゃねぇか!ぶっ殺してやる!」
ピロン
______________________
プレイヤー《ガス》からPvP要請が来ています。
承認しますか?
Y/N
______________________
僕が止まっていると……
「どうした?怖気付いたか!」
「いや、そうじゃない。そこの奴も合わせて2対1だ。」
ざわざわざわざわ……
「舐めやがって!」
改めてきたPvP要請を受け入れ、カウントが開始された。
相手の2人は僕のことを舐めたように見ている。僕に舐めやがってとか言ったくせに…
カウントが進む
3
2
1
ビー!
開始の合図と同時に、口の悪い方が突っ込んでくる。
「くらいやがれ!」
剣を振り下ろしてくる。僕はそれを左のメイスで受け流し、その腕に右のメイスを振り抜く。
パァーン
男の腕が消し飛んだ。これは部位欠損という状態異常でモンスターの部位破壊と同じような扱いだが…
「有り得ない……一撃で部位欠損なんて……」
間髪入れず残りの腕と片足を破壊し、頭を破壊した。
「1人終わったよ。」
「ヒィッ、何なんだよこいつ!」
右手、左手、右足、左足と、順番にかつ素早く破壊してだるま状態にした。
「僕から言うことはね、1つ、無理な勧誘とかは辞めること。2つ、ぼくの妹が嫌がることをするなじゃないと……」
「次は殺すからね。」
そう忠告してから頭を潰した。
______________________
you WIN
______________________
これで初めてのPvPが終わった。