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神・英雄物語  作者: 死神部隊
1/5

契約

ズズッ・・・ズズズッ・・・

今、俺は誰かに引きずられている

「・・・きて・・・ねがい・・・から・・・」

可愛らしい声が聞こえる、だけどうまく聞き取ることができない

目を開けて姿を確認しようとするが力が入らない・・・いったい何があったんだっけ

確か最後に見たのは大きな光だったはずだ、そのあと大きな爆発音が・・・

そうだ、思い出した・・・ここは戦場だ

俺は戦っていた、仲間達と死の恐怖に抗いながら

あの光を見たとき終わったと思っていたが、引きずられてる感覚も声も聞こえる・・・生きてるのか

そんなことを考えてると耳が本来の役割を思い出し聞き取れなかった声が聞こえた

「起きて!お願いだから・・・あなたしかいないから・・・!」

可愛らしいが泣きそうな声で言う、この声は何度も何度も聞いた声だ

姿は確認できないが彼女はアテナ、戦略を考えるのを得意として軍で重要な存在だ

そして神力使いでもある、神力とは神の力と能力をかけた言葉で生まれた時から持っている

しかし、全員が持ってるわけではなく神に選ばれた人間が持つといわれている

アテナは「永久の守護神」という神力を持っている守りたいと思うときに発動をするが自分の意思で発動することができないため難しい能力だ

あの爆発から生き延びれたのも彼女のおかげだろう

しばらくすると引きずられる感覚がなくなった

「ハァ・・・ハァ・・・どうしよう、基地は遠いしここにいたらまた敵が来ちゃう」

泣きそうな声で言う、こんなこと思ってる場合ではないがすごく可愛い

俺は口が動くことに気づき言った

「アテナ、俺はもういいから先に行け」

「ダメに決まってるでしょ!あなたがいないと・・・もう戦えない」

「俺はただの人間だ、神力も持っていない剣と銃しか使えない人間だ」

「ただの人間が私たちの隊長になるわけないでしょ、あなたには特別な力がある!」

特別な力・・・ねえ、確かに今までの戦いでも生き残り戦果を挙げれていた

しかしそれはアテナやほかの仲間たちの力でもある、けして自分だけの力ではない

「それにね、私はあなたに救われた・・・だから次は私があなたを助けたいの」

救われた・・・いつ助けたっけ?毎回助けられてるのは俺だと思うけど・・・

「だから少しだけ待ってて、今どうすればいいか考えるから」

こういう人は何を言っても無駄だろう

ぬしあなたをこんなところで死なせない」

「死なせないって・・・何か方法でも思いついたのか」

「私の血をあなたに飲ませる」

何を言ってるんだろうこの方は

「神力使いの血には傷を癒す効果があるの、神力使い同士や自分で飲むのは意味ないけど」

確かに神力使いの血にはそういう効果があるのは知っている、しかし

「契約を結ぶことになるぞ」

契約、神力使いが人間に自分の血を飲ませることで起きてしまうことだ

契約を結ぶと神力使いは契約した人間を自分のように動かすこともできる、しかし契約した人間が死んでしまうと契約を結んだ神力使いも死んでしまう

神力使いの寿命は人間と変わらない、だが人間はもろく弱い

「大丈夫、私はあなたを守りあなたは私を守ればいい」

確かに二人で守りあえば問題ないな、うん

「お前を守り切れる自信ないんだが・・・」

「あなたには特別な力がある、大丈夫よ」

「特別な力なんて・・・ないよ」

「けど、ここで死ぬわけには行かないでしょ?」

・・・そうだ、なるべくなら死ぬわけにはいかない

俺は勝たないといけない相手がいる、大親友だった男に・・・今は俺の最大の敵

「そう・・・だな、あいつを倒さないと・・・俺の戦いはいつまでも終わらない」

「ええ、だから・・・私の血を・・・契約を結びましょう」

そう言うとアテナは俺の口にナイフで切った指を近づける

「なんとしても・・・戦いを終わらせましょう・・・主」

「・・・ああ、必ず・・・終わらせて見せる」

そして俺はアテナと契約を結んだ

初めてなので書き方すらよくわかってないのでなにかおかしなところがあれば教えていただけるとありがたいです!

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