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転生チートの復讐劇  作者: 黒咲 夜羽
第1章 転生
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8 初クエスト

俺は今、ギルド依頼掲示板と前に立っている。理由は、この世界での戦闘経験を積むためと、魔法を扱えるようになるための練習だ。闇魔法と光魔法にはまだ謎が多く、扱えるものが少ない事からイメージの形成や、理屈に謎が多いため雷魔法を扱う練習をエル・・・もといエルナに勧められた。

そのエルナといえば・・・。

「う〜ん、これは・・・いやいや、甘いですね。もっと強い敵・・・」

と、俺を殺すためにしか思えないようなクエストばかり見ている。

「な、なぁ、流石にそれは強すぎるんじゃ・・・」

「何を言ってるんですか、そんな事じゃ夏純さんを助けれませんよ!」

う・・・、わ、分かってはいるが・・・。

(それで俺が死んじゃ意味無いだけどな・・・)


「あ、これはどうですか?」

と、提示してきたクエストは

『突如出現した巨大モンスターの調査。そして可能であれば討伐。

調査のみ3000エル

討伐まで500000エル+ボーナス』

と、あった。

・・・いやいや、500000エル?調査もまともにされてないのにその金額ってことは相当ヤバイんじゃ・・・。

「というわけで受注完了!」

「え・・・?」

そこには、受注した証拠のサインがあった。

「さて!行きましょう!」


そこは街から西に15分程の場所にある洞窟だった。ここは既に探索された後らしいが、最近洞窟内で崩落があり新しい道が発見されたとか。

その奥にでかいモンスターがいるらしい。

「まぁ、ここまできたしな・・・」

「ほら、はやくいきましょう!」

そういえば

「エルナ、敬語使わなくてもいいよ?」

「え、そうですか?」

「戦闘中に敬語っていうのもなんかやりづらいというかね・・・」

「そうですか、では。・・・はやく・・・いこ?」

「・・・っ」

なんだろう、予想以上の破壊力があった。ただでさえ、前世では銀髪中学生とか見たことないのに、そのうえさっきの言い方・・・。いや、気にするな・・・うん。ここで気にしたら多分ロリコン的somethingな判定がくるだろう。

「どうかしたの?」

「い、いや、なんでもない」

そういい、頭から邪念を消し(さったと思いたい)洞窟へと入っていった。


「なかなかみつからないね〜」

「そうだな・・・」

と、気を抜いた瞬間だった。

「っ!?危ない!」

俺はエルナの服の襟を掴んで跳躍した。

その瞬間、左の洞窟の壁が破砕されるのと同時にバケモノが現れた。

見た目はモ〇ハンのフ〇フルみたいだ。違う点は手に斧みたいなのを持っているところだ。

「俺が敵の攻撃を防ぐ!エルナはその間に攻撃を!」

「わ、わかった!」

敵の斧の上段からの攻撃を受け流す。そのまま、地面に刺さった斧を踏みつけた。

「エルナ、今だ!」

エルナは両手のひらをモンスターにかざしながら

光弾ライトバレット!」

エルナの手に平で生成された光は弾丸のように敵に真っ直ぐに飛び、命中した。

グルァァァァァ、と悲鳴のような・・・もしくは怒りの雄叫びをあげたモンスターは斧を手放しエルナへ向かって行った。

「あ・・・」

エルナはなぜか避けようとしていなかった。

「エルナッ!」

そうだった。あいつもこの世界に来たばかり。モンスターが怖くないわけがなかった。それでも、俺が夏純を助けたいという願いを叶えるためにここまで無理してくれていたんだ。

「クソッ!」

俺はエルナを突き飛ばしモンスターの拳を防御もできずに突き飛ばされ、その先は、

「陽綺さん!」

とても深く、底まで光が届いていない渓谷だった。

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