7 誓い
すみません!投稿が物凄く遅れました!
「まず、言わせてもらいます。夏純さんは魔王軍幹部の城に閉じ込められています」
「魔王軍幹部?」
「そうです」
話はこうだ。俺達を殺したあの魔法使いは魔王軍幹部の1人で、有能な戦力を確保するために別世界・・・つまり、俺達の世界からたまに戦力として拉致(強制転生)させているらしい。そして・・・
「強制転生させられた転生者のほとんどは記憶を無くしています。なので、魔王軍のいいように大抵は駒として使われます。しかし、記憶が残っていた場合、善悪の判断ができてしまうので殺されて終わりになってしまいます」
「・・・夏純を助ける方法は?」
「城に乗り込むくらいですね」
「・・・そうか、ありがとう」
・・・絶対に殺してやる。
「どこに行く気ですか?」
「決まってる。助けに行くんだ」
「あなた1人で・・・いえ、仮に私を含めたとしても無理ですよ」
「それでも・・・っ!」
その時、パァァァンと音と共に俺の左頬が赤くヒリヒリしだした。
「自惚れないでください!確かにいまのあなたならステータスだよりの戦い方をしても死ぬことはないでしょう。しかし、それはあくまでも1対1での話です!相手は軍で、ルールも規則もない殺し合いの場です!そのうえ、場所は敵の本拠地です!全てが簡単に上手くいくとでも思っているのですか!?」
「・・・っ」
そうだ、ここは異世界。簡単に人が死んでいく世界なんだ。
「ごめん・・・」
「あ、い、いえっ!私も言いすぎました・・・」
俺は夏純を助けるんだ。死ぬわけにはいかない。
「教えてくれ。どうすれば俺は夏純を助けれる?本当に・・・本当に他に方法はないのか?」
「・・・無いことはない・・・です。ですが貴方にすごい負担がかかります・・・」
「それでもいい!頼む、教えてくれ!」
「いまのあなたは魔法ではこの世界では赤子並です。魔法の範囲攻撃型を習得し殲滅ができるようになること。そして、実戦経験とギルド内でのランクをあげてください」
「ランク?何故?」
「5日後、ギルドでAランク以上の手練の集団で魔王幹部の城に攻め込む動きがあります。それに便乗し、最深部に誰よりも素早くたどり着き、詳しい居場所を聞き出さなくてはいけません」
なるほど、それなら戦うリスクが減り大胆に攻めれるってことか。
「わかった、5日後までにそこまで到達してみせる。情報ありがとうな、エルナ」
「う、うぅ、た、ただ死んで欲しくないだけです。他意はないですからね!」
と、赤くなりながらモジモジと答えてきた。風でも引いたか?
(絶対・・・絶対に助けに行くからな)
俺はそう誓いを心の中でたてていた。
最近、忙しくなってきたので
投稿が不定期になります。
すみません(><)




