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転生チートの復讐劇  作者: 黒咲 夜羽
第1章 転生
5/51

5 ギルド入会試験はBランクとの対決!?

「さて、どうするか」

いろいろあったがなんとか街に入った俺は悩んでいた。

「アニメだと・・・ギルドで冒険者登録だけどな・・・」

この世界で自分の強さがどれ位なのか分からないうちに挑むのもどうかと思うが・・・

「夏純がどこにいるかも分からないし、情報得るにもやっぱり冒険者か・・・」

なかばやけくそだがそれらしい建物を探して歩き出した。


歩き出して5分くらいだろうか、盾の前で2本の剣が交差している看板がある建物を見つけた。

「いかにも、これですって感じだな」

扉を押して中に入ると、

「ようこそ〈冒険者ギルド、エルフォード支部〉へ!」

と、受付にいる女の人が言ってきた。受付カウンターまで歩き

「あの、ここって冒険者登録とかできますか?」

と、自分の要件を伝えると

「冒険者登録・・・ですか?」

と、哀れみが混じったような視線を向けてきた。

「はい、何か不味かったでしょうか?」

ここで無理ですとか言われても困るからな

「いえ、登録は試験に合格できれば大丈夫です。しかし、冒険者は命を落とす可能性が高く危ないですし・・・あなたには悪いのですが、あまりお強くなさそうなので・・・」

ですよねー。だが、ここで引いては意味がない。転生までし・・・ここで引くなんて選択肢は俺にはない。

「試す前から可能性を消すのは辞めましょうよ。試験に合格すればいいだけです」

「・・・わかりました、試験はギルドに所属のBランクが相手となりますので、怪我する前に降参などしてください。あなたの動きや試験官の印象で合否を決めます」

と、諦めたように説明してくれた。

「では、地下練習場にご案内します」

と言って、受付奥の階段から下に案内された。


地下に行くと

「お前がギルド希望者か?俺はBランク冒険者のザック・レイニアスだ。俺が試験官役を務めせてもらう。・・・なんだか、ヒョロそうな体つきだなぁ〜」

・・・俺、日本だとかなり平均的な体格なんだけどな。まぁ、筋肉は他の人よりあったと確信できるが。

「そうですね。早速始めましょうよ」

俺は、〈復讐刃リベレーション〉を片刃の片手剣にして構えた。

「ほう、どこで手に入れたか知らねぇが・・・なかなかいい武器持ってるじゃねぇか」

やっぱりこっちの世界でもこういうのは流石に大量には無いみたいだな。まぁ、普通に十字架が剣になるとか普通有り得ないけどな。

「ハンデとして魔力を全力解放するまで待ってやる。勝負にもならなさそうだからな。」

・・・魔力?あ、氣か。そういえば、こっちの世界で全力で解放したこと無かったな。前に、盗賊を倒した時に気づいたがこっちだと魔力が地球の時とは比べものにならないくらい使えるから感覚も覚えないとだし。それに、Bランクってことは相当強いだろうし。持続型の〈輪廻りんね解放かいほう〉じゃなく〈全力ぜんりょく解放かいほう〉してみるか。

俺は、体全体に魔力を全力で込めた。いや、込めようとした。しかし、全力で込めた瞬間に身体中が軋むような感じがした。しょうがないので、出力を65%まで落としてみた。

すると、体全体からソニックウェーブのような物が色んな方向、角度で素早いスピードで飛んでいった。

「ぐぁっ、何がどうなってやがる!」

ザックは、なんとか耐えてる感じで踏ん張っている。受付のお姉さんは飛ばされていったが・・・。

ソニックウェーブが止むと、俺は剣を構えた。

「待ったもらったのでお返しです。先制は譲りますよ」

これは、余裕からではなく純粋な気持ちだった。

「っ!フッ、いいぜ!やってやろーじゃねーかっ!」

ザックは、戦斧ハルバードを構えると突っ込んで遠心力を乗せた攻撃のラッシュがくる。しかし、今の俺には欠伸がでそうになるほど遅かった。


俺は好奇心が少しでてしまった。Bランクの全力の攻撃を受けたいという。遠心力と威力が1番乗った1撃が来た瞬間に、そこに剣を置いてみた。

キィィィン・・・

と、静かになって2秒後に後ろにでかい何かが落ちる音がした。なにが落ちたから見なくてもわかる。なぜなら、ザックの戦斧の刃の部分が俺の剣と触れた場所より先が無くなっていたからだ。いや、無くなったのではなく斬れて飛んでいったのだ。俺の真後ろに。

「・・・降参だ。ここまで圧倒的すぎると何をしても無駄だからな」

「そうですか、ありがとうございました」

「それにしてもお前の全力。凄かったな」

・・・ん?

「あの・・・全力とは?」

「何言ってんだ。さっきの魔力を解放した時だよ」

・・・あ、そうか。言ってなかったか

「すみません、あれまだ全力じゃないです」

「・・・は?あの量でかっ!?」

「はい・・・出力に自分の体が耐えれそうに無かったので・・・」

ザックはしばらく唖然とし

「は、はは。さっきの太刀筋といい魔力といい。バケモノだぜ」

バケモノとは失礼な。

「そういや、お前の名前聞いてなかったな。なんて言うんだ?」

「俺は、相川 陽綺。ハルキが名前だ」

「なるほど、お前とは長い付き合いになりそうだ。よろしくなっ!」

と、ザックは大声で言ったが。

(こんなおっさんと長い付き合いとか少しごめんだわ・・・)

お久しぶりです。

1週間1話で投稿してますがペース遅いでしょうか?

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