表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生チートの復讐劇  作者: 黒咲 夜羽
第2章 アカデミー編
32/51

30 勇者との因縁

今回は短めです。

すみません。>_<

今、俺達は特設会場にいた。

もちろん、帝国側と戦うためだ。

今日は決戦日。

勇者対策は俺の考えれる範囲やったはずだ。

「ハル・・・がんばってね」

「・・・夏純こそ。がんばれよ」

結局俺は夏純に明かすことが出来なかった。勇者の正体を。

5つある闘技場。全て円形上でコロッセオの様な雰囲気だ。

暗い通路を通り、俺は闘技場に入った。

「さぁて、これから対戦が始まるのは勇者VS英雄だぁ!」

おおおおおおぉぉぉぉぉぉ!

と、歓声が上がる。

「実況は俺、Bランク冒険者、ザック・レイニアスが送るぜ!聖剣の勇者と精霊魔剣の英雄・・・となんか沢山剣持ってるな・・・まぁいいか。果たしてどちらが勝つのか見ものだァ!」

(説明雑だな~。まぁ、ザックらしいけど)

俺は今、合計5本の剣を持っている。

白銀の剣を2本背中に、漆黒の剣2本を両腰に、そしてイヴの剣形態である復讐刃リベレーション(鞘なしver)を手にしていた。

(精霊魔剣て・・・)

確かに授業ではその分類に入っていたが。

いや、それはもういい。

俺は今から勇者を動けなくなるまで叩き潰さなければならない。それが夏純のためだからだ。

「まさかこっちでも会うとはなぁ、ハルキ」

「こっちのセリフだコウキ。どの面さげて俺達の前に現れてんだよ」

「まぁまぁ、過去のことは水に流してくれよ。お互い様だろぉ?」

「てめぇ」

俺達が憎しみあっている間にザックの説明は終わったらしい。

「長い説明はここまでだ!みんなもみたいよなぁ!?英雄VS勇者を!それじゃあ初めてもらうぜ!READY START!」

(速攻で決める!)

そう思っていた。

しかし、

(どうしてこいつの顔が、こんな至近距離にあるんだ?)

接近され───

その瞬間、俺は横方向に飛ばされた。

観客席はフィールドよりも高い位置にあるため、観客席には傷一つない。

場外などの設定もないため、このまま続行だ。

「クッ・・・!」

俺は瓦礫の中から飛び出した。

全速力だ。

「神崎流剣術 破月!」

破壊を重視した、刺突がコウキに触れる直前。

「【聖域】」

丸で硬いものにぶつかったような感触を受け、そこで止まった。

「お前みたいな嘘つき野郎がこっちに来るんじゃねぇよ」

気づいた時にはコウキの回し蹴りが俺の側頭部を捉えていた。

俺は側転の容量でできるだけ威力を流すも、

「重っいっ!」

速度、威力。共に俺を遥かに上回っていた。

「バカじゃねぇの?そんだけ剣あっても邪魔だろ。体育でいつも1位やMVPとってたくせにそんな事もわかんねぇのかよ。なんでお前みたいなやつを夏純さんは選んだのかなぁ?」

「それほどてめぇに魅力が無かったんじゃないのか?」

嘲笑うように言った瞬間

「・・・もう死ねよ。幸いこの世界は殺人による取り締まりが軽いからな。行け、〈フラガラッハ〉」

瞬間刀身が柄から離れ、こちらに飛んできた。

「っ!」

俺は復讐刃で上に弾き飛ばすも、空中で回転しまたこちらに飛んでくる。

「クソッ!」

弾いても戻ってくる剣。意外とめんどくさい。叩き折ろうとしても折れない。

「けど、これを狙ってたんだよな!」

俺は復讐刃をコウキに向かって投げつけた。

【聖域】は聖剣をもっていたからこそ頑丈さが高かったのだろう。

でなければ"破月"で突破できないはずが無い。しかし、今〈フラガラッハ〉はこちらを攻撃している。

つまり、あいつはなにも持っていない!

だが、

「【聖域】」

復讐刃はコウキを360°囲んだ光の壁に突き刺さり止まった。

「どうせ、その剣がなければ俺に当たると思ったんだろう?バカだなぁ。」

「なら、もういっちょ!」

そういい、背中の白銀の剣を2本。

復讐刃と同じように投擲した。

しかし、復讐刃と同じく障壁に突き刺さった。

「・・・その程度でこれが崩れると思っているのか?」

「いいや、だから」

そう言った瞬間

「私が切り裂いて見せましょう」

復讐刃はイヴへと変化し、両脇に刺さっていた白銀の剣を2本握る。

「なにっ!?」

「闇を纏え【絶対斬アブソリュート・エッジ】」

突如白銀の剣は闇のオーラに包まれ、さらに【聖域】を切り刻んだ。

「交代だ!」

俺は空中に浮いている(エアドライブを使っている)イヴの股下を通り抜け、

「これで終わりだ!」

コウキの首に剣を振り下ろした。

勝った。そう確信

「でもしたかぁ~?」

右手の剣と首の間に1本の大剣が割り込み、黒塗りの剣を切断した。

「バーカ。こっちが本物の聖剣だっての」

そういい、無造作に振り抜いた。

その大剣は俺の腹を深く切り裂き・・・俺の上半身は下半身と離れた。

ブクマ、コメントお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ