13 救出?
すみません!12話と同じ文になってました!
訂正したのでどうぞ楽しんでください!誠に申し訳ございませんでした!
それでは、波乱とボケが織り成す復讐の話・・・。楽しんでくれるとうれしいです!
「では、魔王幹部アストの討伐を開始するっ!」
「「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!」」」」」」」」
魔王幹部の城ファルツから少し離れたキャンプ、そこで今の雄叫びが上がった。
ここに集められた冒険者は大体がBランク以上だ(Aランク以上は強制らしい)。昨日のクエストによりランクが上昇した俺は強制参加となっていたらしい。
「まぁ、何が何でも参加するつもりだったけどな」
にしても、なんでこのタイミングなんだ?
魔王幹部の城。そこに攻めるには自分たちが有利なタイミングでしか行わないはずだ。しかも、Aランク以上で強制参加。丁度、Aランクだから良かったがもし違ったら?最近、何かと都合が良すぎる気がする。
そこをエルナに少し問い詰めてみると。
「私は幸運を司る女神だからね!」と、えっへんと言わんばかりに胸を張る。実際、街ではエルナ・・・もといエルはそのような認識だった。
まぁ、上手くいってるならそれでいい。
「3日前からアストの領域の魔物の動きが抑制されだしている。街を攻める準備の可能性がある。最優先目標はアストの討伐!出来なければ、魔物をできるだけ倒しながらの撤退だ!言っておくが、抜け駆けしようとしても早死するだけだからな?」
「・・・・・・」
俺は元から魔物を相手にするつもりはない。速攻で、アストの所までいくつもりだ。俺は今、一応正体がバレないように黒いフードを深く被っている。エルナはギルド経営の宿で休んでいる。
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「それではいくぞぉぉぁぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
攻略団長のような人が叫ぶと同時に全員が雄叫びを上げながら突っ込む。
正直、うるさい・・・。今俺は、それくらいの事でイラつくほど焦っている。もし、夏純が洗脳されていた場合、他の奴らと合わせる訳にはいかない。
門を、先行の魔導師隊が破壊した瞬間。
(イヴ、いくぞ!)
(了解です、マスター。)
「エアドライブ!」
紫の半透明の1対の翼が俺の背中に展開される。イヴが(イメージを名前として固定すると発動のスピードやイメージの強さが固定されやすい)というからしただけで別に厨二病ではない。・・・はずだ。
俺は破壊された門を突破すると同時に人型の魔物に囲まれた。
「っ!邪魔だぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
俺は、居合の構えをとると同時に限界まで腰を捻った。
「神崎流抜刀術︰散咲波!」
限界まで捻った腰から肩、肘、手首と運動エネルギーが加えられ、刀身に纏わせていた魔力を刃にして辺にばら撒く。そうして、居合から1周して自分の周りに魔力刃を散らすまで1秒以内。囲んでいた魔物が全て細切れにされた。全滅を確認するとともに再度突っ込む。
「あ、あいつ1人でも大丈夫何じゃないか?」
と、後ろの冒険者達は騒いでるが限界まで集中された陽綺の耳には入っていない。
自分の進路方向には縦に隊列を組んだ魔物がいた。先程の散咲波を見てか、囲む事を止めたらしい。しかし。
「雷切!」
神崎流は、実践に特化した武術だ。ありとあらゆる事態を想定されているこの武術に勝つにはそこら辺にいる魔物などでは、まず無理だ。
いつも通りの3アクションする間に全て切り伏せていた。
目の前には階段がある。赤いカーペットで装飾などされており、いつもなら「売ったらどれくらいかな〜」とふざける所もスルーである。
階段で上がる?時間がいくつあっても足りない。ならば。
「天井を壊すまでっ!」
俺は天井に手をかざし。
「【エクリプスストライク】!」
威力、スピード、正確性を重視して作ったこのスキル。天井に触れた瞬間に触れた天井を蝕み消し飛ばした。
それを最上階まで繰り返した。
玉座だろうか。でかい、椅子がある。しかし、そこには本来いるはずであろう幹部アストの姿はない。
「・・・まさか、姿を消す能力か?」
俺は辺の魔力に違和感がないか探るが・・・。
「反応が・・・っ!?」
この部屋ではない、隣の部屋だ。
俺は玉座の後ろにある、扉に目を向けた。この魔力量・・・普通じゃないな。
異世界に来て、魔力というものを本格的に触れ出してもまだ日が浅い。しかし、これは自信を持って言えた。なぜなら。
「俺よりも魔力が多いって・・・、これで幹部かよ」
俺は、緊張しながらドアに近づく。ドアを手で押そうとした時に気づいた。自分の手が汗で濡れていることに。
動物の本能だろうか、自分より魔力がある奴には危機感を持つのは。しかし。
「俺は引くわけにはいかないっ!」
思いっきり扉を蹴り破って、そこには。
プールでくつろぐ水着姿の夏純がいた。
・・・ん?あれ、あぁ、夢か。うん、きっと疲れてるんだ。ツカレテルンダ。
夏純がこっちに気づく。視線が交差し、俺は静かにドアを閉めた。
「ちょ、ちょっとまってぇぇぇぇぇ!」
夏純は魔力で強化された脚力でドアに近づいてくる。
「お願い!話を聞いて!?ほんとに!」
ドアをこじ開けようとする夏純、ドアが開かないように固定する俺。結局、魔力で強化された2人に無茶苦茶に扱われたドアは崩壊した。
「さて、帰るか。」
(ですね)
流石のイヴも呆れているのか乗ってくる。
「ハルー!ちょっと!ほんとにお願い!」
「はぁ。じゃあ、どうゆう事か説明してくれ。正直、ついていけてないんだ。」
「えっとね」
そういい、夏純はここまでの流れを説明し始めた。
最近不定期ですが土曜日に出したいと思います。(今日は除いて)
これからどんどん面白くなってくるのでどうぞよろしくお願いします!




