〜1〜
初めて書いた作品なのでおかしいところが多いかもしれませんがよろしくお願いします。
〜1〜
まず一日がはじまるために人間がすべきことは起きること
起きなければ何もはじまらない
平凡な日常も
不可解な一日も
ピピピピピピピピピピピ
「……」
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ
「ん…」
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ
カチッ
「ん……」
目覚し時計のアラームのスイッチを押すと体の向きをかえて瑠奈はまた眠りの世界へ入ろうとした。
ドンドン
「早く起きなさい!」
部屋のドアを叩く音が聞こえたと思ったら次に聞こえてきたのは母親の声。
「学校に遅刻するわよ!!」
仕方なく瑠奈はあくびをしながらも重たい体をおこした
「学校か……だるいな…」
瑠奈は学校が嫌いなわけではない。むしろ好きだといっても他言ではない。
しかし瑠奈にとって朝というよりも起きることはそんな瑠奈の気持ちも揺るがせてしまうほど苦手であった。
歯を磨き
顔を洗い
制服に着替える
当たり前のことを終えると瑠奈は学校の用意をもってダイニングルームにむかった。
ダイニングルームにつくと朝食を食べるためにイスにすわる。
目の前のテーブルに並べられている朝食にふと目をやった。
目玉焼きに
お味噌汁。
ウインナーに
納豆。
洋食と和食が混ざっている不可解な朝食。
というか主食がない。
いつものお母さんならその辺はきちんと分けているはずなのだが…
「お母さん
今日の朝食おかしすぎなんだけど」
「家にそれしかなかったのよ
いらないなら食べなくてもいいわよ」
そういわれれば食べるしかないことくらい分かってる。仕方なく瑠奈は不可解な朝食を文句一つこぼさず食べはじめた。
食べ終わると多分冷凍食品ばかり詰められていると思われるお弁当を鞄にしまい、瑠奈は学校に行くため家を出た。
いつも思うのだが朝食をきちんと作っているならお弁当もきちんと作って欲しい。