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第八録 神の居場所、笑いの居場所

どうも…


お久しぶりです。


今回、主人公の第一章が終わる…そして始まります


章が書けない…だってPSP何だもの


ではどうぞ!

元は青く輝く大きな水晶の前にいた


元「は、ははは、ははははは…

後、二人……一人はどうでも良いとして、

こっちの奴を殺せって命令だったな…

これが終われば…俺は自由だ…」


元は水晶に触れ…こう言った


元「てめぇらの、夫が来れば…俺は……自由だ……」





~~~~~~~~~~~



諏訪子「お父さん…」


諏訪子が見たのは髪の毛が黒から白に変わり、焦点が合わない目をした御乃那だった


御乃那「……大丈夫だ…まぁ、後50時間ぐらいだけどな…」

御乃那はそう言い、手の中から数粒の薬を取り出した…


御乃那「諏訪子…悪いけど、里で留守番しててくれ…」


諏訪子「えっ…どこに行くの?まさか…」

御乃那「あぁ、その通りさ…ゼウス達の仇を取りに…」


諏訪子「ダメだよ!!相手が誰なのかも分からないんでしょ!!」


御乃那「そうだよ…でも俺には約二日しか時間がない…行くしかないんだ…」


諏訪子「だったら…だったら私も!!」


御乃那「それこそ駄目だ…仮にもゼウス達を殺した相手だ…俺でも諏訪子を守る事が出来ない…」


諏訪子「…私達は…家族だよ?…父親の役に立てなくて…家族の役に立てないのは…家族じゃないよ!!…私は…お父さん達の…お母さん達の娘だ!!お父さんが死んだら、私独りぼっち…そんなのはイヤだよ!!」


諏訪子の目からは涙…

大粒の涙がこぼれていた…


御乃那「……やっぱり、連れて行けない…」


諏訪子「なん…で…」


御乃那「分かってくれ、諏訪子…お前は俺にとって…

いやゼウス達にとってもだ…

お前は…俺達の娘なんだよ…

大事な娘の一人だ…

だから…連れて行けない…

分かってくれ…」


諏訪子「………」


諏訪子は黙り込み、さっきより大きな涙を流している…

それは、嬉しさではなく…当然、悲しみの涙だった…

役に立てない…父親が困ってる時に役に立てないなんて…






そんな事を思ってる時だった


元「へ~…おっせーから来てみれば、こんな所にまだ居たんだ…」


御乃那「誰だ…」



その男は仮面を被っていて目は見れなかった


元「そう睨むなって…痛くも痒くもねぇんだからよ…

折角来てやったんだぜ?

あっ、俺は力道 元な

それと…今、第一目標が居るからお前はいらねぇ」


元は指を指しそう言った…


その指は…諏訪子に向けられていた…


御乃那「そうなる前に!!」


背中にあった弓を取り出し

神力で作った弾を元に打った…


元「無・駄☆」

が、その弾は元に当たった瞬間消え失せた…


だが、元の隣にある木がまるで何かに当たったかの様に…




無様に消えていった…



御乃那「!?…諏訪子!!逃げろ!!」


諏訪子「う…うん!」


返事をして、諏訪子は逃げだそうとしたが…


元「あぁ、俺の能力…力の場所を替える程度の能力って言ってな…

あらゆる…つっても、全部は無理だけどな…

こんな事は出来る…」


フゥワ!っと元は手から弾を作り出し…それを

おもいっきり自分の足に当てた…




だが…



バキッ!!


諏訪子が足を不自然に折れた…


御乃那「!?」


元「力を移動させる…つまりは、俺が車に引かれそうになるだろ?

その時の"衝撃"って"力"を…いや"力"だけを好きな場所に"替える"事が出来る…

ちなみにお前がさっき俺にやってきた攻撃をあの娘にやったら…」


御乃那「!!………。」


元「あっ!逃げようなんて考えても無駄だぞ?

ちなみに、言っておく…

逃げた瞬間、その娘を殺すぞ?」


御乃那「………」


詰みだ…

俺から手は出せない…逃げても無駄…

俺が…一歩動くだけでも…


元「いや~、そこの娘…えっと~、あぁ、そうそう諏訪子ちゃん!

邪魔に成っちゃったね~…役に立つどころか、もう…は、ははははは!!

やっぱり対したことねぇな!!


あっ、そうだ良い事考えた!!たしかここに…」


そう言い、元はポケットから小さなナイフを取り出した…


御乃那「おい…まさか…」




ーーあ・た・り☆ーー


ザシュッ!!と肉が切れ血が出る音が、妙に長く大きく響いた…


元を見ると…

元は自分の胸の中心にナイフを刺して…

いや、突き立てていた…

音がしたのは…肉と血の音がしたのはこっちじゃない…


後ろ…諏訪子の倒れていた方を見る…





そこには胸から血を流し、金色の髪が赤く、紅く染まっていた…




『死とは何だ…』

死……頭の中でそんな言葉がよぎった…


死…それは痛く苦しく悲しく怖く…


死…それは誰もが味わう筈のもの


俺は?…不死だ……


諏訪子は?…聞かなくても分かる…


『では、もう一度聞こう…

死とは何だ?』


死…それは悲しく『違う』!?


『聞け、死とは…0であり零であり、無いであり、無である…』

『どれだけ人を救おうが、どれだけ善なる行為をしようが…最終的には0で零で無いで無なのだ!』


『お前の中にいる私は式が1+2だろうが1000×1000だろうが-1+(-2)だろうが何であろうが、0に、零に、無いに、無に出来る!!』


『我に体を貸せ…別に乗っ取ろうとは思わない…

ただ私は、式を操り、無にする者だ…』


『そうか…では拝借しよう…私の力を見せるために…』




元「はっはっはぁ!!さすがに目の前…いや後ろだが…手の届く範囲で娘が死ぬのがショックだったか?

まぁ、良いさっさと殺しt(バキィィッ!!)ガッ…アァ………」


元「チッ!何だこいつ!?俺に攻撃を!?当てられないはず!?」


御乃那?『自己紹介をしよう、私は御乃那 一斗では無い誰かだ…まぁ名前を付けるならユアだ"your"のユアだ』


元「あぁ?!てめぇはてめぇだろが!!」


ユア『否、私は御乃那の逆だ…御乃那が+だったら私は-なのだ…ただ私が御乃那の体を借りるときは…何だろうな?0、零、無い、無…そのような存在になる』


元「良くわからねぇんだよ!!」

ザシュッ!!


また、肉の切れる音と血の音がした…


しかし、今回は…


元「ガッ…何で俺がぁぁぁ!!??」


ユア『貴様の能力は受ける相手が居れば…つまりは"存在していたら"の話だ…さっきも言っただろう…

私は0で零で無いで無だ…とな……』

ユアはそのまま元に歩いてゆく…


ユア『ちなみに、何故かと言うと…我は"式を操り答えを無にする程度の能力"がある…

まぁ、私に式が無いから御乃那と言う式が無いと使えないがな…』


元「助けてくれよ!な!な!娘殺したことは謝るから!助けてくれよ!」


ユア『ふむ…どうする?御乃那…ほう助けるのか…』


元「ありがとう!!だから早く!!もう血が!!」


許して貰えたと思えたが…




しかし…



ユア『嫌だ…消えろ屑!!』


ボシュ…


軽い音を立て元という"存在"は綺麗に消え去った…


ユア『御乃那が許すと言ったのは嘘だ…家族を奪われた者を許せるわけが無いだろう…

ふむ…そろそろ返せとな?

あい、わかった返そう…』




バタッ…

ユアから俺に変わった時、俺は泣いていた…


家族を全員失った悲しみにより…


ゼウス…オーディン…陰…陽…イェフ…諏訪子…


全部失った…


諏訪子を守れなかった…

みんなを守れなかった…


しょうがない…せめて諏訪子の墓位は作って謝ろう…


そう思い、諏訪子の遺体に目を向けるとっ!!




ギョロギョロ

諏訪子「………」


目玉が二つ付いている帽子を被った諏訪子が居た…


御乃那「…諏訪子…だよな?」


諏訪子「お父さん…だよね?」


それの確認を終わった瞬間

俺は諏訪子を抱きしめた…

逃がさないように…取られないように…


諏訪子「ちょ…苦…苦しいって!!」


御乃那「あっ、すまん」


逃がさないように抱きしめたのは13秒だった…


御乃那「…諏訪子、どうしてお前生き返ってんだ?」


諏訪子「あぁ、何か死んだら、最高神って人がいて…」



『巻き込んでごめんなさい…元の世界に戻すついでに神様にしてあげたわ…夫の事を宜しくね?』


諏訪子「て言われた」


御乃那「…今度…礼を言っておくか……さぁ~て、直す所も一杯あるな、まず神社直さなきゃ」


諏訪子「あ!言い忘れた…お母さん達生きてるよ」


御乃那「ふ~ん、そーなのかー…あ?…今、なんて言った?」


諏訪子「だから、生きてるって、最高神って人が言ってた~、閉じこめられてんだって~」


うん…まぁ…あれだ…


こうして(ガシィ!!)こうして(グリン)こうだな(グリグリグリグリ)


御乃那「なんで、早く言わないんだよぉ~!!」


諏訪子「痛い!痛い!痛い!痛いところが痛い!!

お父さん!私、陽じゃないから痛い~~~!!」





~~~~~~~~~


???「申し訳有りません!!最高神様!!もう既に最初を除いた五体を世界に落として仕舞いました!!」


最高神「はぁ~、もう良いわ…」


???「しかし…!!」


最高神「貴方は、善意で送ったのよね?なら良いわ…下級に中級、それに上級まで…力を合わせ六柱の転成者を作ったのね…それも最後のは…御乃那と同レベルの…御乃那…」






ーーー生きてーーー

ご質問、ご感想、ご指摘待っております。


では、(・ω・)ノシ

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