東方復活話ばなしその2
書き終わりました!!
後書きの文字数制限がキツイ…
「…御乃那殿、家賃の滞納がまだなのだが?」
「あ、お客じゃなくて大家さんか…」
「大家さんか…じゃありませんよ御乃那殿…
月一万の家賃が滞納するって事は、絶対にあり得ないことだ…」
「いや~…仕事やめさせられて…」
「なんだったら、新しい家を教えてやろう…
なぁに、スーパーから貰ってくれば、多少だが大きくなるぞ」
「段ボールですよね、それ…
まぁ、考えてはいたんですよ…段ボールのみの家…」
「なんか違った意味に聞こえるな…
それで?どう家賃をはらうのだ?」
「あぁ…ちょっと自営業を始めまして、それの収入を…」
「なにを始めたのだ?」
「マッサージです」
「御乃那殿…すまないが、止めた方が良い」
「どうしてですか?クビにならないから良いじゃないですか」
「はぁ~…御乃那殿は以前にマッサージ店で働いていたな?
あの時の客に会ったのだが…
普通のマッサージ店では満足出来なくなったらしい」
「はぁ…それがいったい?」
その直後、『あそこね!!』
と言う声が聞こえ足音が沢山聞こえてくる…
大まかに数えても六十人以上…内三十人はクラスメイト…
「ふむ、だから言っただろう?
…さて、あいつ等に遅れをとるのもあれだ…
なので、ほら御乃那殿」
そう言って大家さんは千円を取り出し、御乃那に向けた…
「お手軽千円コース…
頼めるな?」
「…畏まりました、お客様」
とりあえず、家に大家さんを入れる
リビングにはシーツが掛けられたマッサージ台がある
そこに腰掛けてもらう…
ちなみに…
じと~~~…
一応、外で待ってもらうのは悪いので、約六十名は部屋に入って貰っている…
こういう時、無駄にデカイ一軒家は困る…
周りがすごく見てくるのだ…
まぁ、放っておこう…
大家さんの後ろに立ち、最初に肩のこりをほぐす…
ポイントとしては、ほぐす力加減だ
これは最初、強めにした方が良い…
それから弱めていくのが一番だと思う
「ふぅ~…良いものだなこれは…へたをすれば寝てしまいそうだ…」
「間違っても寝ないで下さいよ?
じゃあ、うつ伏せになって下さい」
うつ伏せにさせると同時に、大家さんの着ているシャツを胸の下までまくり上げる…
「んっ、すまないな」
「あぁ、まぁ良いです、出来れば力抜いて下さいね?」
そう言って、腰の少し上の部分を指圧する
すると大家さんからふぅ…とため息がでる
マッサージはちゃんと出来てるようだ…
そんな事を合計10分した…
千円で10分は高いと思ったが、大家さんは疑問に思わないようだ…
うつ伏せの状態から起き上がり、礼を言う…
「御乃那殿、ありがとう…
お陰で気持ち良くなれた」
「はい、ご利用ありがとうございました…」
「さぁ!!次はあたしだ!!」
「思ったんだけど、何で多千さん達がここに居るの?」
「…かじゅの仕事の見学」
「ぶっちゃけ、サボり」
「またの名をサボタージュ」
「なにやってんだよ…」
「そんなことより…」
そう言いつつ、大家さん以外の者は、財布から数千円を取り出す…
『マッサージをお願いします!!』
「…かしこまりました」
この後、数時間に及びマッサージをした御乃那だが…
あまりの辛さに自営業のマッサージを辞めた…
ちなみに、大家さんには出張でマッサージを続けていた…
大家さんは完璧に御乃那のマッサージにハマッてしまっていた
ちなみに、大家さんの名前は大家仲瀬と言う…
「湯飲みの茶と!!」
「・・・。」
「湯とみ~らじお♪(おんぷ)」
「さぁ!!再び始まりました湯とみ~らじお♪(おんぷ)、第二回となっております…
さて、前回土壇場で放送事故に成ってしまうほど噛んだみ~ちゃんですが…
本日のラジオ、なんと!!噛んだ台詞を内緒で録音しております!!」
「!?返しゅっ…返して!!」
「えっ?聞こえませんね?一体僕は何を返しゅっば良いんですか?」
「揚げ足…!!」
「ほら、言って下さいよ~?返しゅっ?」
「うっ…うぅ…」
「はっはっはっ、愉快愉快」
「誰が愉快だ?」
「…御乃那君はらじおに出れないのに何で居るの?」
「み~ちゃんを泣かせたからだ」
「oh…これは失敬…後頼む…」
「待て!?…逃がしたか」
「ありがと…」
「いや…別に良いよ」
『だいしゅきなの!!』
「…あの~…み~ちゃん?」
「違っ!!私は『貴方のことがだいしゅきなの!!』…」
「…お友達からで」
「湯飲み壊す!!」
お後はよろしいようで…?