表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/26

第二十録 二回目の戦い、相手は強い

終わりました…


何というか燃え尽きました…


※グロ注意です。


イ「お父さん?」


バタッ…

と前に倒れず、御乃那は崩れ落ちた…


二「騒がなくても大丈夫ですよ?

だってこの人、もう死にましたから」


イェフは考えた…

死ぬはずがない不老不死なのだから…

すぐ、生き返るはずだ…


二「あぁ、ちなみに不老不死なんてものは無くしちゃいました」


えっ?


二「私、"力の強弱を入れ替える程度の能力"でね…」


自分の頭が理解できなかった…


いや、ただ理解したくなかったと言うべきだろう…


ただ、3秒後…

頭の中で、死んだという文字が出てきてから

行動するのは早かった…


相手との距離を一気に詰めた…


このまま、一瞬で殺す…

殺してやる…

そう思いながら拳をあげた…


みんなも同様…

私と同時に殴り掛かっていた…







だったのだが…


ガンッ!!

二に当たった瞬間自分の骨が折れた…


他のみんなも同じだった…


二「大丈夫ですか?…いきなり殴ってくるなんて危ないなぁ…

君たちはもう私より弱いのに…」


そう言うことだったのだ…

強弱を入れ替えるのは、弱者が強者に…


つまり、私たちはこいつに勝てないと…


お父さんでも無理だ…


御「へぇ~…、好き勝手…言ってくれるなッ!!」


イ「お父さん!!」


御「みんな…帰ってくれ…」



はっ?

みんな御乃那の言う言葉には理解できなかった…


御「邪魔だから帰っていてくれ…」


ゼ「なんでよ!!みんなで戦った方が…」


御「まだ分からないかっ!!

彼奴は二個能力を持ってんだよ!!」


『!?』


二「あれ?早いですねぇ…

もう少しバレないと思っていましたが…

それよりも貴方はなんで生きているのですか?」


御「不老不死じゃなくたってナイフ一刺しじゃ死なねぇよ…」


オ「なんであの人が二つも持っているなんて…」


御「…彼奴の能力は強と弱を入れ替えるんだぞ…

たった一つの弱で、なんでみんなが弱になるんだ?」


そう言うと、一人、二人、三人と…段々みんなが気づいていった…


御「そう、彼奴は自分を弱くすることが出来る能力がある…」


二「あったりー!!

大当たりなんて物じゃないよ!!

惚れちゃうなぁ、私…/////」


二は顔を赤らめたが…


二「でも、自由の為に死んでもらわないと…」


御「馬鹿!!戦う意味はもう無くなったんだ!!

最高神がおまえを自由にしてくれたんだ!!」


二「嘘!!信じない!!

信じられない!!

みんなそうやって私を殺したんだ!!

私は…私は殺してなんかいないんだぁぁぁぁぁ!!!!」


御「グッ…!?」


二は御乃那に飛び込み、ナイフを今度は腹に刺した…


そのまま、腹を裂く…


御乃那の腹から内臓が飛び出す…

その赤い色をした液体とともに…


御「だ…いじょうぶ…だ…

俺も、騙され…死ん…だからッ!!

よく分かる…」


二「イヤッ!!…死んで!!早く死んでッ!!」


グチィ!!ガリッ…グチャ…


ナイフを乱暴に動かしているから、ナイフは臓器や骨に当たっていた…


御「も…………だから…」


二「イヤーーーーーーッ!!!!」


御乃那はその瞬間、その場所から突如消えた…


二が御乃那に掛かっている重力をゼロに限りなく近づけた為に…


御乃那は上へと飛んで消えたのだった…




その場には、ナイフを抱きしめ泣いている女の子が居た…


とある時、殺人犯として逮捕され…

処刑されたものだった…


女の子は騙されていたのだ…



ゼ「御乃那はどこ?」


その女の子の首を手で締め言う…


ゼ「何処に行ったかって聞いてんのよ!!!!」


ガンッ!!ガンッ!!ガンッ!!


殴る…殴る…殴る…


しかし、女の子は泣き止まない…何も言わない…


ゼ「あぁ、そっか…死にたいんだよね?死にたいんでしょ?

さっさと死ねッ!!!!」


グゥゥッ!!…ゥ!?


オ「ゼウスちゃん?」


ゼ「なぁに?オーディン…

まさか、止めろなんて言わないよねぇ?」


オ「ヤらせて?」


ゼ「?…ええ、どうぞ?

まだ死んでないから…大事に使ってね?

壊さないように…

アハ、アハハハハ…」


オ「フフフ…確かにそうだねぇ~…

"モノ"は壊れたら…使えないもんねぇ~?フフフフフ…

あぁ、言い忘れてた…」



ーーただで死ねると思うなよ?ーー


ゼ「世界中の男の性処理に使わせてやる…」


オ「指からゆっくり万力をかけて潰してあげる…」


ゼ「死んだ方がマシと言わせてやる…だから…」


オ「泣き叫ぶのをみんなで笑ってやる…だから…」


『ラクニハコロサナイヨ?』





ー終了『首折り男』

ー奪取『夢壊し』

ー有無『プラマイ0』


ゴキッゴキッ…とゼウスとオーディンの骨が折られ…

二はいつの間にか居なくなっており…


そして…




ゼ「イェフ~?何のつもりかしら?

お母さん、貴方に殺されて悲しい…

何で裏切るの?」


オ「陰、陽?

その人を返しなさい…

お尻ペンペンされたくないでしょ?

まぁ、それで済まないけど…フフフ…」


イ「母さん…幾ら何でもやりすぎだ!!

もう良いでしょ!!」


陰「泣いてる理由は子供でもわかるよ!!」


陽「だから、やめて…!!」


ゼ「えっ?あぁ、分かったわオーディン…」


オ「なぁに?」


ゼ「こいつらも御乃那をコロシタンダヨ…」


オ「そう…なら、そんな子は、私の娘じゃないわよねぇ~…」


イ「それで良いです!!

そこまで分からず屋なら…」


陰「私たちは…」


陽「貴方達との縁を切ります…」





この後…イェフ、陰、陽は二を連れて親との縁を切り、行方を眩ませた…

ゼウス、オーディンも同じくである…


その他、諏訪子と神奈子は手を組み…御乃那一斗を探すことを目標にした…


ソルド達妖精は、危機から救う為に、鬼達が面倒見ることとなる…


この時から、歴史は大きくズレ、歯車は落ちた…


そして、思う…


ここからが、本当の東方の世界だと…








ーここは…ー


ーあれは…月?ー


ーやばい、眠く…ー






ここから、東方神子録が始まる


次話へ続く…

ご感想お待ちしています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ