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第十一録 鬼と一緒に格闘試合

書き終えました☆


ではどうぞ!!

御「戦ってほしい?」


凶「えぇ、教え小屋と書いてあるなら物を教える…

つまりは武術もあるのですよね?」


御「いや、あるって言ったらあるけど…」


凶「でしたら、お願いします!!

私と正々堂々戦って下さい!!」


御「う~ん…どうする?」


諏「いや、私に言われても…」


御「そうか…だったら、三日後だ…」


凶「えっ?今戦わないんですか?」


御「今戦うと俺が万全じゃないんだよ…万全にするための三日間だ…

今なら細かい規則を決められるが?」


凶「では、お互い能力使用有り、刃物等の武具有りで、試合の決着方法はどちらかが降参するまで、場所は妖霊山だ、お互い一体一での勝負」


御「了解」

凶「では、三日後に…」





諏「お父さん…」

御「何だ?」


諏「何で、三日後の約束にしたの?」


御「三日後の方がやり易いからだよ…

それに俺の練開基終はまだ試しはしてないからな…

その為だ…」


諏「…一応聞くけど、お母さん達に試すの?」


御「いや…さすがにオーディンと陰とイェフにはしないつもりだ…

もちろん諏訪子にもだ…」


諏「どうして?」


御「それは、試されたゼウス達に聞いてくれ…」


諏「うぅ~…」







~三日後、妖霊山にて~

山だから仕方がないと言ったら、仕方がないが…斜めっている…

戦い難いが、難しいと言うだけで余り問題はないだろう


場所にして山の中腹辺りだ


そこに鬼…凶鬼が居た…

その後ろにも沢山の鬼…


ただ、凶鬼以外の鬼達は目を瞑り震えていた…


凶「…待っていました、後ろの奴等は私の部下ですが、まず襲って来ません…

木や草と思って下さい…」


御「まぁ、分かった…

俺にも同じ様な奴等が居るけど気にするな」


凶「最初から気にしていません

そんな、傷だらけの人なんて…」


御「…まぁ、良いや…じゃ始めるとするか…

試合開始の合図は俺の娘の陽がやる…いいか?」


凶「不正をしない限りは…」


陽「じゃあ、試合開始の合図をさせて頂きます…

試合開始!!」



御「…一応名乗っておく…

一斗流一代目 御乃那一斗だ」


凶「…そう言えば自己紹介していませんでしたね…

鬼の頭…鬼神 不平ふびょう凶鬼!!

いざ正々堂々…」


しかし、その自己紹介が続くことは無かった…


ーーー練開基終 開之技奥義かいのぎおうぎ 開口一番ーーー


容赦無い素早い走りからの素手による突きの攻撃…


それに凶鬼は対応できなかった…


なぜなら…


開之技奥義 開口一番とは奇襲の技なのだから…


しかし、対応出来ないはずの凶鬼がそれを覆す様に…


ひらりと避けた…


御「は…?」


凶「っ!?…危なかった…

卑怯ですよ…不意討ちは…」


御「…いや、試合開始と言ってあるから卑怯ではない…

大体…攻撃しない方がおかしい…」


凶「…確かにその通りですね…」


いや、そんな事よりも…


御「どうやって、さっきの技を避けた…俺の能力だってそうだ…

なんで効かない…!!」


そうだ、さっきからずっと、視線を合わせようとしても、合わせられない…

開口一番も完璧に不意を突いたはずなのに、当たらない…


凶「…私の能力は、"振り分ける程度の能力"なんです…

貴方が必死に攻撃を当てようとしても、

私は攻撃力等から回避力に殆ど振り分けて貴方の攻撃を避けているんです…

貴方は私の目に何がしたいんですか?

さっきから私の目が何かに…いや、何かを見ないように避け続けているのですが…」


御「…つまり、今のお前には攻撃が当たらないんだな…

それなら、数で勝負だ!!」


凶鬼に近づき…そのまま奥義を繰り出した…


ーーー練開基終 基之技奥義 徒手空拳ーーー


ただの殴りや蹴り…正拳付きに裏正拳…

踵落としや回し蹴りなど…


知っている限り、幾らでも出すのが徒手空拳…


しかし、その数の暴力を少し慌てながら完璧に避けている…


そして再び、踵落としをした瞬間…


凶「はっ!!」


ガギッ…!!と凶鬼が繰り出した殴り一発で鈍い音がした…


御「ぐぅっ…!!」


奇襲でも駄目…数の暴力でも駄目なら…!!


凶「はぁ~…やはり貴方でも私の相手は勤まりませんか…」


はっ…?


凶「やはり、私は強すぎる…周りは私の足元にも及ばない…」







御「…やってやろうじゃないか…」


凶「?」


思いついた…攻略法を…

攻撃を当てる方法を…


御「能力固定・所有者確定・天候を司る程度の能力」


天の雷よ!!


突如、空に黒雲が出来…

雷を…無数の雷を降らせようとしている…

それを見て、これから何をするのかが分かった様に凶鬼は走り出した…


御「…勘が良いな、もう分かったか…お前自身の弱点が…」


凶「やられる前に貴方の所に行けば…!!」


そうだ、これは俺が居たら意味が無くなる戦法だ…


故に、広い妖霊山だからこそ出来る…


完全に攻撃を避けられるからと言っても…


全方位から隙間一つ無い攻撃をされたら…






ーーー避けようがないーーー



御「落ちろ…」


空を覆い尽くした雲から、雷が…隙間無く、遠慮無く、手加減無く降り注いだ…


一回目…

あれほどの雷を受けながら、ほぼ無傷で立っていた…

だが、それだけで終わるとは全く思っていなかった…


既に作って置いた黒雲でさらに雷を放った…


二回…三回…四回…五、六、七、八…と何回も落として放った…


何回も食らっても大丈夫なのは、多分、攻撃や回避なんかを全て防御力に回しているからだと思う…


御「けど…全く効かないわけじゃない!!」


徐々に凶鬼が膝を地面に附けた…


もう何百を越えて雷を放っている…

さすがに自身の限界が近い…


凶「グッ…!!グゥッ…!!

……ハァァァァ!!」


御「はっ!?」

なんと凶鬼が雷に打たれながら走ってきた…

凶鬼自身も雷に打たれ続け、体力の限界なのだろう…


これが最後の攻撃…


御「…良いよ、分かった…

じゃあ、試合きょういくを終わらそう…」


凶「喰らえぇぇぇ!!」


ーーー不平・激震ーーー


ーーー練開基終 終之技奥義 滅私奉公ーーー




まるで、地震の様に重い拳の殴りと…


その一撃に全てを賭けた、貫き通す拳の殴り…


互いにぶつかり合い…

弾けたが両方とも生きており…

相殺したお陰でダメージは無かった…

しかし、最初に動いたのは御乃那だった

一回目…

あれほどの雷を受けながら、ほぼ無傷で立っていた…

だが、それだけで終わるとは全く思っていなかった…


既に作って置いた黒雲でさらに雷を放った…


二回…三回…四回…五、六、七、八…と何回も落として放った…


何回も食らっても大丈夫なのは、多分、攻撃や回避なんかを全て防御力に回しているからだと思う…


御「けど…全く効かないわけじゃない!!」


徐々に凶鬼が膝を地面に附けた…


もう何百を越えて雷を放っている…

さすがに自身の限界が近い…


凶「グッ…!!グゥッ…!!

……ハァァァァ!!」


御「はっ!?」

なんと凶鬼が雷に打たれながら走ってきた…

凶鬼自身も雷に打たれ続け、体力の限界なのだろう…


これが最後の攻撃…


御「…良いよ、分かった…

じゃあ、試合きょういくを終わらそう…」


凶「喰らえぇぇぇ!!」


ーーー不平・激震ーーー


ーーー練開基終 終之技奥義 滅私奉公ーーー




まるで、地震の様に重い拳の殴りと…


その一撃に全てを賭けた、貫き通す拳の殴り…


互いにぶつかり合い…

弾けたが両方とも生きており…

相殺したお陰でダメージは無かった…

しかし、最初に動いたのは御乃那だった…


追い打ちに賭けた技は…同じ最終奥義の中の一つ…


ーーー練開基終 終之技奥義 満身創夷ーーー


体力が少なければ少ないほど…

"命中率"が上がる奥義…


その拳は真っ直ぐに…凶鬼の顎に当たった…


だが、それでも凶鬼は止まらず、もう一つの最終奥義を繰り出そうとした時…


グラッ…と、凶鬼の体が倒れそうになった…


御「おっと!?」


すぐに、抱き止め…倒れるのを阻止した…


凶鬼の顔を見ると…疲れ眠っていた…


陽「…け、決着!!

勝者!!御乃那一斗!!」


うおぉぉぉぉ!!と、鬼達が雄叫びを上げている…


『スゲェェよ彼奴!!』

『あの鬼神様を倒しやがった!!』

『おい!早く賭けた分払えよ!!』

『今日は宴だな!!』

『飲むぜ!!沢山飲んでやる!!』

『だから、賭け分払えって!!』


一部、賭け事をやっていた奴等が居たが…

まぁ、良いや…




今日は宴で飲み狂おう…

満身創夷の夷が間違っているのは理由がありますので…

誤記として報告はしないで下さいよろしくお願いします。


だ、誰か感想を…

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