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3話 博打野郎と最強の転生者

ガチで謎。

 あの長い杖の魔法使いのせいで壁が大破してしまった。だが一度付与した防御力下げ魔法を消してやる代わりに金を貰うことで修繕費を賄えることができた。前世ではこの方法で解約できなかったことがあったからな。普通にこの方法で稼げるならこんな狭い酒場から広い空間に引っ越せたな。


「いらっしゃいませ!!」

また今日も客が来たけど、、、

「よお、嬢ちゃん。今日は借りれるか、俺は借りれると思ってんだが。」

一目でわかる成金だ。まさに金で手に入るもんは全部手に入れたみたいなやつ。と言う事は今回は貴重な金では手に入らないものをここに貰いに来たと言うわけだが。


「はい!今日は借りられますよ!」

「しゃあっっっ!!!!」

金持ちとは思えない豪快な喜び方。両手を何度も振って狂喜乱舞している。外にいる人が一斉に店内の方を見ている。


「嬢ちゃん!金くれよ!!!」


ピューン

「おい、この金自分から飛んできたぞ!!」

ボンッ!

「意味わかんねーだろ!!」

俺は今日金に化けてタイミングを見計らって飛び出そうと思っていたが、こんな支離滅裂なことを言われたせいで予想より早く飛び出してしまった。


金を払うから貸してくれ!、とかじゃなく、借りるから金をくれ、この強盗野郎はなんなんだ。

「だってさ!俺は賭けに買ったんだよ!!お前を借りると言う賭けにさ!!なら金くれよ!!」

「は!?お前から金もらってねーんだけど!!俺はさ!!何言ってんだよ!」

「俺はギャンブルでここまで増やしたんだぞ!!この服も、この時計も!そんな人に賭け事の場所として使ってもらえて嬉しいだろ!」

「知らねーよバカ!はい、もう怒りましたー!魔法あげます!この魔法要らなかったから!押し付けますよ!あーあ、俺社会人やってたから仕事押し付けられたんだよ!その分お前に返すわ!」

「・・・全ての攻撃が確率で発動する?お前ふざけんなよ!」

「よかったね!一生ギャンブルできますよ!俺の同僚もギャンブル仕事中にしててクビになってたわ!一生ギャンブルして生きてけよ。」

「いいですー!もう借りませんー!はい残念!昔の転生者はすごい良かったのにね!」

「はいー!懐古厨!!お前も解雇されとけよ!もういいですよ、あーあお前のギャンブル連勝途切れた!俺借りなかったから!」

「もーやめてよーーーー!!!!わーーーん!!上手くもない謎かけやめてーーー!!!」


また借りられなかったけど、まあいい。どうせあいつはいつかモンスターに食われる。賭けてもいいが、あいつは金くれなかったし、いいや。



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