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2話 魔法使いと最強の転生者

いっぱい泣きます。

 昨日は格闘家が来た。ただ筋肉を痛めたがる筋肉ムキムキのあいつがドMだったせいで俺があいつが求めてるネックレスをあげると言ったにも関わらず、傷つきたいとか言いやがったせいで、あいつのチームに入ることができなかった。


 そして、今日もまた狭いこの酒場に誰かがやってきた。


「おはようございます!今日は噂のあの子をチームに入れにきました!」

身長よりも高い杖を持った女性がやってきた。ただ杖の持ち方が危なすぎるな。駅縦で持った方が絶対いいのに。

「おはようございます。今日初めてのお客様です!じゃあ早速!」


バンッ!

「冷蔵庫から人が!!」

「反応ありがとう。この受付嬢反応してくれないからさ。」


本日は冷蔵庫から出させてもらった。熱くする力で冷たいのは大丈夫だったが、正直これをすると普段使っていない名前も知らない筋肉が異常に痛むから覚悟がいるんだよな。まあ驚かれたので良かったが。


「チームに入るけど、なんか目的はあるの?」

「最強の炎魔法、インフェルノーンが欲しいんです!」

インフェルノーン、か。彼女に施してあげられるインフェルノーンはあるけど、またありがた迷惑だって言われてチームに入れずじまいになるだろうからなあ。


「インフェルノーンかあ、難しいよ?ゲットするまであれあげるよ?」

「あれ、ですか?」

彼女がインフェルノーンを自力で入手するにはあれしかないからな。

「よしっ!君の魔法のレパートリーの中に相手の防御力が最弱になるやつ追加しといたから!」

これならインフェルノーンという目標まで楽に行けるだろうから、俺も機転が効くようになったな。

「いや、いらないです。」

「いや、もういいって!そんな遠慮は!もう魔法取り消せないからさあ!普通の炎撃ってみて、もうインフェルノーンの倍火力出るからさ!」

「・・・おかしいおかしいおかしい、インフェルノーンって言って燃やし尽くしたいのにさあ!なんで杖突き出して、はあ!だけで相手がしょぼい炎で死んじゃうようにしたの!」

「うるせえよ!楽になるに越したことないだろ!というかそんな長い杖持ってんのにしょぼい魔法しか使えない方がダサいだろ、もう物理攻撃特化でやった方がいいと思うけど?はい、階段作り出せる魔法追加したから。階段で杖その持ち方でやったら相手すぐ倒せるよ?あー転生前でもそれ傘でやられてうざかったわー!」

「もうやめてよー!!!かなしーよーーーー、喧嘩やだーー!!!!」



 またチームに追加してもらえなかった。なんでこっちの世界の人は楽したがらないんだよ、全員ドMかよ。もう床びっしょびしょだし。

悲しい。

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