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賀寿

作者: 芋姫

「長寿のお祝いって何が良いと思う?」


「知らないよ、そんなの他人の私に聞かないでよ。」


「他人じゃないよ。幼なじみだから。」「でも、あんたの親族じゃないよ、隣に住んでるというだけで。」


「そんなに冷たい事を言わないでよぉ。」泣きついてくる幼なじみに、やや面倒くささを感じながら答える。


私は面倒な事が本当に嫌いなのだ。「・・湯飲みとかは?」「えー」ありきたり、という顔をして抗議の声を上げる彼女に少しばかりキレそうになる。


お前が聞いてきたんじゃねえかよ、と。 私の苛立ちにかまわずに彼女はさらにつづける。


「けっこう好き嫌いが激しい人らしくて、変わったものが好きみたいだし。満足しないかも。性格も癖が強いらしいし。」


「会った事はないの?」「うん。」「その人と親しい人は誰かいないの?」


「いたんだけど・・みんな高齢だったからとっくに亡くなってしまってるの。」


「・・・・その人、ちなみに今はおいくつ?」 「200歳。」







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