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ギルドは大騒ぎ
水晶玉が不調って、どう言うことなの?
タケルが、宿屋でゴロゴロしていた頃…
ギルドは大騒ぎだった。
水晶玉の動作確認はちゃんとしたのか?
委員長の怒声が響く。
えーと、初期設定にミスがあったみたいで。
なーにー、誰が初期設定やったんだ?
たしか、エリーゼさんがやっておくって…
ちっ、またエリーゼかよ。
当のエリーゼは、お昼ご飯を食べるのに忙しそうだ。
午後からは委員会があるので、早めにお昼をたべているのだ。
本当は寝坊して朝ごはんを食べていないのは内緒である…。
仕方がないので、受付嬢のカレンさんが取説を見ながら初期設定をやり直す。
やっと動作確認が終わった時にはお昼過ぎになっていた。
委員長のヒロシは報告を聞いてやっと人心地ついた気がした。
委員会メンバーの間にもホッとした空気が漂う。
その頃タケルは、宿屋の自室でゴロゴロしながら暇を持て余していた。
あー、暇だぁ。誰か食堂にいないかなあ。
階下の食堂に行ってみたが誰もいない。
ナターシャもおかみさんも姿が見えなかった。
時間を潰すために外に出て通りをぶらぶらする。
ギルドの反対方向に行くと、なんだか嫌な感じがする広場に出た。
見た目はごく普通なのだが、なぜか嫌な感じがする。
タケルはその嫌な感じが心理結界のせいだとは、まだ知らなかった。




