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はじまり

女神のエリーゼです。

異世界転生の仕組み、転生委員会の委員を経験して初めて知りました。


異世界の小さな町、「ノクターン」。

2週間後に転生してくる転生者のために、いろいろと準備中である。

街の外観はほぼできている。

冒険者ギルドと宿屋、それに武器屋とポーション屋は内装もほぼできたけど、

他の建物はまだ外見だけのハリボテである。


街の近くの森と草原は、元からあるものを整備中だ。

初心者向けの魔物であるゴブリンとスライムは猛特訓中。

やられたときにどのタイミングでアイテムドロップするのかに少しコツがいるらしい。


街と森と草原以外の場所には行けないように心理結界を張った。

パーティメンバーになる魔術師、僧侶、盾役は役作りを終えて、最後の調整中。

ギルドの受付と宿屋の女将さん、娘役のナターシャもいい感じに仕上がってきた。

ナターシャ役のユリちゃんは、天才子役かもしれない。

転生者を転生させる女神のエリーゼは、何回リハをしても緊張してかんでしまう。


準備は着々と進んで、転生者を迎える準備もあらかた整った。

簡単なクエストの依頼を何件かギルドの掲示板に貼った。

薬草の採取とかスライムの討伐とか迷い猫の探索とかそういうやつだ。

宿屋のベッドや、食堂の椅子やテーブルの搬入も昨日やっと終わった。

転生者のステータスを図るための魔道具(水晶)は今日の午後に届く予定である。

転生者の西園寺タケルは3日後にトラックに轢かれて転生してくる予定である。


準備の目処も立って、皆が少し気を抜いていた時に事件は起こった。

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