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ちょっとそこの異世界まで  作者: 三毛猫


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お試しにも程がある 62

 「拓海さん、みさとさん、紹介しますね。

 幼馴染のチェイサーとマークツーです。」

 冒険者ギルドの依頼をぼちぼちこなしていた頃、クレスタから友人の紹介したいと連絡きた。

 クレスタの家に着くと、対照的な2人がいた。

 見た目派手な感じがチェイサー、真面目そうな感じがマークツー。

 地元の幼馴染で、商人仲間でもあるそう。

 「ボンゴさんに紹介した商人が、この2人なんですよ。」

 「どーも初めまして!

 チェイサーでーす!

 お噂はかねがね聞いてますよ、宜しくお願いします!」

 「初めまして、マークツーと申します。

 伝手とはいえ、こんな有名な方々にお会いできるとは、光栄です。

 宜しくお願いします。」

 挨拶も対照的だ。

 「初めまして、拓海です。」

 「みさとです、宜しくね!」

 「実は、3人で町おこししたいと考えてます。

 転移装置もできたことですし、目的があれば人も増えるかなと。

 誰もが欲しくなるような名物作りたいと思ってます。

 グロリアという地方なのですが、名物になりそうなものが…」

 「じゃが芋さ!」

 「さつま芋ですね。」

 「こんな感じで、纏まらないんですよ。

 お知恵拝借できませんか?」

 睨み合うチェイサーとマークツー、苦笑いのクレスタ。

 「どっちも美味しいよね。

 お料理しがいがある!」

 「因みに、どんな感じで食べるの?」

 「焼きじゃが、炒めじゃが、粉吹き芋。」

 「焼き芋、ふかし芋、くらいかな。」

 名物と言う割には、調理法が少ない。

 「なんて勿体無い!

 もっと調理法あるから、試してみてよ。」

 我慢できず、みさとが口を出した。

 「そうか、それぞれの美味しさで対決か。

 き○こたけ○こ論争だな。」

 「何ですか、それ?」

 「それぞれを好きな人が、どちらが優勢かを競うことかな。

 成程、有りだな。

 みさと、じゃが芋とさつま芋で同じ位料理出せる?」

 「任せて!

 レシピに起こすのはちょっと時間欲しいかも。

 あと、この街にある食材で作っていいの?

 チーズとかバターとかマヨネーズとか。」

 「大丈夫ですよ、みさとさん。

 寧ろ、向こうに食材仕入れさせる口実になる。」

 クレスタが悪い顔になってる。

 「俺達が、ビシッとバシッと商売にしますよ!」

 「首都にも転移装置で来やすくなりましたし、仕入れはお任せ下さい。

 クレスタ、大丈夫だよな?」

 「それこそ任せろ!」

 紙を貰い、それぞれのメニューを書き出す。

 じゃがバター・芋フライ・フライドポテト・ポテトサラダ・ポテトグラタン・ジャーマンポテト・肉じゃが・芋餅・ポテトチップス。

 さつま芋ご飯・さつま芋の天婦羅・さつま芋サラダ・スイートポテト・さつま芋パイ・甘露煮・大学芋・芋けんぴ・さつま芋アイス。

 よくこんなに出てくるもんだ。

 男4人は、見ているだけ。

 「もっと品数いるかな?」

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