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ちょっとそこの異世界まで  作者: 三毛猫


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お試しにも程がある 60

 「みさとさん指名の依頼来てますよ。

 詳細はこちらです。

 宜しくお願いしますね。」

 冒険者ギルドで何か依頼あるか聞くと、そんな答えが帰ってきた。

 「え、私?」

 「はい、みさとさんです。

 依頼はヴォルツさんですが、多分セリカさん関連ですね。」

 淡々と係の人から説明される。

 「何だろうね、嫌な予感しかしないけど。」

 「行ってみるしかないんじゃない?

 依頼じゃしょうがない。」

 「わかりました、行ってみますね。」

 取り敢えず受領、俺とシビックもおまけでついて行く。

 行き先は屋敷なので、また門番に声をかける。

 話はついているようで、直ぐに通された。

 玄関では、セリカが待ち構えていた。

 「みさとさん、お待ちしてました!」

 中に入って応接間へ。

 座っていると、メイドがお茶とお茶菓子を出してくれた。

 「早速ですが、みさとさん。

 あんなに強いのにお料理も上手と聞きましたわ。

 今度野外学習ありまして、外でお料理しないといけないんです。

 簡単で美味しいお料理、教えてもらえませんか?」

 「外で作れる料理?

 成程ね。

 因みに、持っていった食材だけで作るの?

 それとも、狩りをして食材集めるの?」

 「あわわ、そこまで確認しませんでした。

 そっか、材料次第ですね。」

 何も考えてなかったのか、このお嬢様。

 まぁ、それを知るのも学習のうちかな。

 「そう、そこ大事。

 何が採れるところか、採れないものはどれくらい持っていくか。

 そもそも水も現地のものが使えるかも知りたいよね。」

 考え込んでしまったセリカ。

 そんな姿を見て、思わずみさとが声をかける。

 「そうだ、野外学習は何時あるの?

 下見に行けるのかな?

 何処に行くかもわかってるの?」

 「えっと、聞いたけど忘れました。」

 「そっか、じゃあ何かあった時に役に立つものを教えるでも良いかな?」

 「はい、宜しくお願いします!」


 「そうだなぁ。

 持っていくと便利なのは、塩胡椒・ハーブミックス・カレー粉・岩塩・大蒜とかかなぁ。

 味付け足りない時に調整するとか、臭みがあるものに使うとか。

 短剣持ってるだそうから、岩塩も大蒜も削ったり細かくして使えるしね。

 持っていけるなら、醤油もお勧め。」

 「それらは何処かで買えるのですか?」

 「買えるはず。

 塩・胡椒・大蒜・岩塩は、市場でも売ってる。

 ハーブは好きなもの合わせるでもいいし、お店の人に聞いてみるもよし。

 カレー粉・醤油は、クレスタさんのお店で売ってるよ。」

 すかさずメモを取るセリカ。

 「ふむふむ。

 クレスタさんのお店って、行列出来てるあのお店ですかね?」

 「そうそう、隣に調味料だけ売るお店作るって言ってたから、あるんじゃないかな。行ってみる?」

 「行きまーす!」


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