表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちょっとそこの異世界まで  作者: 三毛猫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/335

お試しにも程がある 48

 「あー楽しかった!

 冒険者はこうでなくっちゃ!」

 セリカは、ご機嫌で屋敷に帰ってきた。

 宿題のブツを回収、みさとと腕を組んで歩いている。

 後ろからは、拓海とシビックがついてくる。

 「みさとさん、明日も行きましょうよ!」

 「えっと、依頼完了したので、今日で終わりです。」

 「えー!

 お父様に延長してもらうよう言ってみますよぅ。」

 「セリカちゃん。

 冒険者になるなら、自分達のチーム作らないとね。

 私はたっくんとシビックでチームだから、凄く楽しいよ。

 いい仲間、見つけてね。

 そしたら、また仕事で会うかもしれないよ。

 お父さんのためにも頑張るんでしょ?楽しみにしてる。」

 セリカの頭を撫でるみさと。

 やっと腕を離し、神妙な顔付きで、みさとの正面に向き直した。

 「はい、みさとさん。

 私頑張ってみる。

 強くなって、みさとさんのチームに入れてもらえるようにします!」

 あれ?目的変わってないか?

 「う、うん。

 新しい仲間とも仲良くなれるよう頑張ってね。」

 「仲間かぁ。」

 「そのうちできるよ。

 今は強くならないとね。

 シーフ職大変だろうけど、出来る人は重宝されるよ。」

 「そうですよね。

 よーし、頑張るぞ!」

 セリカを先頭に屋敷に入り、執事に戻った事を報告。

 直ぐ様ヴォルツのいる部屋に案内された。

 「お父様只今戻りました。

 すっごく楽しかったわ!」

 「おぉセリカ、お帰り。

 拓海さん、みさとさん、護衛ありがとうございました。」

 俺、何もしてないけどね。

 みさとが先頭で全て対応して終わった。

 最後にゴブリン出てきただけで、後はスライムのみ。

 投げても当たらないから、直接刺して頑張ってた。

 小さいながらも魔石が増えたので、楽しかったみたい。

 「いえいえ。

 セリカさん、魔物退治頑張ってましたよ。」

 「何と、出来たのですか!

 成長したな、セリカ。」

 「はいお父様、みさとさんと頑張りました!」

 「1匹分ずつ倒せるように、調整しただけですよ。

 後はセリカさんの実力です。」

 「そうかそうか、頑張ったな。

 最悪冒険者として仕事しなくてもうちにいてくれればとは思っていたが、好きなことができるのであれば応援するからな。」

 「お父様、セリカは強くなって、みさとさんのチームに入れてもらえるよう頑張ります!」

 「はっはっはっ。

 SSランカーのチームに入るには大変だろうが、目標は高くてもいいかな。

 その時は良しなに。」

 「ではこれで依頼完了ですね。

 署名お願いします。」

 「あぁ、本当に助かった。

 また機会があれば、頼らせてもらうよ。」

 「その時はお待ちしてます。

 セリカさんもお父さんの心配してたので、何かあれば依頼して下さい。」

 「この子に心配かけさせないようには、気をつけるよ。」

 最後まで娘に甘々なヴォルツだった。


 冒険者ギルドで完了の報告出して、一度帰宅。

 「いい父娘だったね、たっくん。」

 「そうだな、お互い思いやれるのは良いことだ。」

 「そういえば聡ちゃん、大丈夫かなぁ。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ