表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちょっとそこの異世界まで  作者: 三毛猫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/335

お試しにも程がある 47

 「何も出ないわねぇ。

 そういうダンジョンなんじゃないの?」

 「初めて入る所なら、先生も強い魔物が出るところは選ばないよ。」

 「あ、スライム出てきた!

 セリカちゃん倒す?

 危なければ私倒すよ。」

 「みさとさん、お願いします。」

 折角でてきたのに、要らないんだ。

 「じゃあ遠慮なく。」

 みさとは剣をサクッと突き刺し、あっという間に終了。

 何処が危ないんだ?

 小さいけど一応魔石出た。

 「これ、持って帰る?

 倒した実績になるかな。」

 「みさとさん、ありがとう。

 持って帰ってみるわ。」

 いつの間にやら、みさととセリカは仲良しさん。

 シビックは俺の肩の上に来ている。

 「拓海、僕やることある?」

 「そうだな、索敵くらいかな。

 俺もやってるけど、大したの居ないんだよね。

 もしかしてお前、威圧してる?」

 「してないよ、こんなところ。

 みさとの練習にもならない奴しか居ないし。」

 「やっぱり初心者ダンジョンか。

 先生も安心して宿題出せるくらいの。」

 「拓海、右前にトラップあるよ。」

 「何!?

 2人共ストップ!

 トラップあるみたいだよ。」

 「私の出番ですね!

 何処かなー。」

 普通に歩いていくセリカ。

 良いのか、その足取りで。

 …あーあ、踏んじゃった。

 養成所って、技術面はまだ教えてないのかな?

 石が落ちてきたところを、みさとが助ける。

 「大丈夫?怪我してない?」

 「みさとさん、ありがとう!

 良いなぁ、こんな彼氏欲しいなぁ。」

 セリカがみさとにすり寄る。

 「おいおい、うちの奥さん誘惑しないで。」

 「拓海さんのケチ。

 だからみさとさんがこんなにカッコいいのね!」

 「あはは…」

 みさとは苦笑い。

 俺とシビックは顔を見合わせる。

 どうしてくれよう、コイツ。

 いやいかんいかん、依頼主のお嬢様だった。

 「そろそろ位置的に半分位来たところだよ。

 お、次はスライム2匹。」

 「みさとさん、今度は私が片方倒しても良いですか?」

 「良いよ、1匹はこっちに引きつけとくね。」

 「行きますよー、えぃ!

 あ、外しちゃった。

 このこのっ。」

 投げた短剣が外れ、掴み直しザクザク刺してやっと倒した。

 「お、頑張ったね。

 もう1匹やる?」

 「やるやる!

 スライム面白ーい!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ