表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちょっとそこの異世界まで  作者: 三毛猫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

251/335

お試しにも程がある 250

 「今度こそ、ダンジョンへ!」

 聡太は、昨日入り損ねた分張り切っている。

 翌日になってから、仕切り直してプリメーラのダンジョンを訪れた俺達。

 場所は下見済なので、迷わず転移。

 誰の所かは、入口を見ただけではわからないので、入ってからのお楽しみ。

 前回決めた通り、順番に倒していけるかな。

 そもそも、1体ずつ出てくるとは限らないしなぁ。

 「はーやっく出てこないっかなー。」

 ご機嫌で先頭を行く聡太とシビック。

 1分もしないうちに、ご希望の魔物に遭遇した。

 「ねぇたっくん、このゴブリン、大きくない?」

 「そうだねぇ。

 最初に出てくる大きさじゃない感じするね。」

 みさとと俺の会話は耳に入っていない聡太は、早速魔法を叩き込む。

 風魔法で真っ二つになる。

 「終わったけど、意外に硬かったかな。」

 「割と大きかったからじゃん?聡太。」

 聡太の感想に、肩の上のシビックが返す。

 「じゃあ次私ね。

 聡ちゃんは後ろ後ろ。」

 何だかんだみさとも楽しみにしてたんだな。

 俺と聡太がみさとの後ろを歩くが、それほど待たずに次が来た。

 剣を構えたみさとは、大きめのリザードマンの攻撃を受け流し、全部見切ったうえで一撃の下に倒す。

 「次はたっくんだね。」

 「おぅ。」

 俺が先頭に立ち、みさとと聡太が後ろに並ぶ。

 「もっと数出てくればいいのにね。」

 「まだ序盤だよ、母さん。

 これからこれから。」

 そんな話をするうちに、次の魔物がお出ましだ。

 大きめゴブリンが、3体まとめて来た。

 「これ、1回だから俺が全部倒していいんだよね?」

 「良いんじゃない?

 俺の時も複数出てきてくれるかな。」

 「たっくん良いなぁ。

 気を付けてね。」

 これで、1体ずつではなく1回ずつで確定。

 1体倒したらスイッチしなくて済む。

 さて。

 足止めしてから、木魔法で樹木化。

 小さな実がコロンと落ちて、魔石も回収。

 一巡して聡太の番に戻ってきた。

 「やっぱさぁ、魔物の強さが他とは違うよね。

 どんどん強くなってくのかな?」

 聡太も思ってたか。

 「聡ちゃんも思った?

 最初の敵にしては、動きも良かったよね。」

 みさとは、そこまで見ていたのか。

 「わからんよ、進むに連れて弱くなるパターンかもだし。」

 「「それは却下!」」

 「こんなところでハモらんでも。

 進めばわかるしね。

 聡太、好きな方に進んで。」

 「おぅ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ