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ちょっとそこの異世界まで  作者: 三毛猫


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20/335

お試しにも程がある 20

「これで落ち着いて眠れそうじゃわい。」

 執事のコルサとお茶を楽しんだレジアスは、片付けをコルサに任せ自室に向かう。

 ベッドに横になり、今日あった色々なことを思い出す。


 長い1日だった。

 前日から魔王領に行くのに付き合い、翌日昼には戻ってきて、魔法庁から連絡を受けて転移装置の設置に周る。

 その後夕食は拓海とみさとに誘ってもらい、その後はオロチ夫妻の訪問。

 そりゃ疲れもするわなと目を閉じると、あっという間に眠りに落ちていった。


 拓海とみさとも、寝る前のお茶を飲んでいる。

 「ゆっくり寝てから、ギルドに完了報告行かないとね。」

 「まだ行ってなかったっけ?」

 「まだだねぇ。

 街に行くし、何か用事ある?

 流石に次の仕事は受けないようにするけど。」

 「特にないかなぁ。たっくんは?」

 「俺も無いなぁ。

 時間あるなら、クレスタのとこに行くかな。

 メニューもそうだけど、冷蔵庫も話したいね。」

 「ほぅほぅ、魔道具屋さん大繁盛?」

 「そうなるかはクレスタ次第じゃない?」

 「何でもやってそうだよね、クレスタさん。」

 「かなり手広くやってるだろうな。」

 「簡単に作れるの?」

 「密閉できる箱に、冷やす機能つけた水晶嵌め込む形かな。

 カムリさんとこの冷蔵室みたいに。」

 「ふーん。うちの冷蔵庫もそんな感じ?」

 「似たようなもんだけど、冷凍庫にも出来るよ。」

 「温度調整できるのかぁ。」

 「込める魔法次第かな。」

 「後は、起きてからの相談で…」

 「そうだね、流石に疲れたからゆっくり寝よう。」


 翌日目が覚めた俺は、隣のみさとが居ないことに気付いた。

 洗面台に向かうと、眠そうな顔で歯磨きしているみさとを発見。

 「おはようみさと、早いね。」

 「おはようたっくん。

 良く寝たよ。たっくんはどぉ?」

 「お陰様で良く眠れたよ。」

 「朝御飯は何か軽めの物にしとくね。」

 「そうして下さい。

 昨日は美味しくて食べ過ぎたみたいだ。」

 「そんな時もあるよね。」 

 先に済ませたみさとは、キッチンに向かった。


 「おはようみさと、僕お腹空いたよ!」

 「おはようシビック、今日も元気だね。

 ご飯しよっか。」

 「うん!」

 シビックもみさとに付いてキッチンに向かう。

 野菜スープ・トースト・ベーコンエッグと、次々作っていく。

 シビック用にソーセージとポテトも追加。

 「いい香りしてくると、お腹空いてくるもんだ。」

 キッチンに辿り着いた俺は、あまり空いてなかったはずの腹を擦りながらみさとに声をかけた。

 「俺もポテト欲しい。」

 「はいよー。こっそりソーセージも入れとくね。」

 「ありがとう。

 こっちでコーヒー淹れとくね。」

 「嬉しい、ありがとう!」

 コーヒーセットのそばに行き、ポットに入った水をお湯にする。

 コーヒー豆をミルで挽き、フィルターに入れる。

 ゆっくりお湯を回しかけると、コーヒーの香りが漂って来た。

 「良い香りだね、たっくん。」

 「あぁ、こっちにもコーヒーあって良かったな。」

 市場で見つけた時には、まとめ買いしたもんだ。

 種類があるわけではないので、好みの煎り方・細かさを探りつつ今に至る。

 ミルクも入れて3人分、シビックにはストロー付きでセット。

 片付けてから出来上がった料理をテーブルに運ぶ。

 シビックにはフォークとスプーンを運んでもらう。

 最後にみさとが人数分のスープを並べて、朝御飯開始。

 「「いただきまーす!」」

 「召し上がれ。」


「今日の予定は、昨日言ってたみたいにギルドに完了報告と、時間あればクレスタさんとこ行くで良いのかな?」

 「そうだね、そんな感じだね。

 レジアスから連絡来たら、内容次第だけど予定変更かな。」

 「はーい!」

 シビックは忙しげにフォークを使って口に運んでいる。

 話を聞いてるかも怪しい。

 みさとはトーストにバターを塗りつつ、会話を続ける。

 「ねぇ、クレスタさんとこの食堂にも、冷蔵庫無いの?」

 「気にする様子もなかったな。

 あまり気温高くないから、大丈夫なのかな?

 カムリさんとこみたいに、溶けるものは無いはず。

 チーズ柔らかくなるのと、肉は直ぐ調理してんじゃなかったかな。」

 「じゃあ、お店で使ってもらえば、良さわかるんじゃない?」

 「なんか、今更だな。

 無くてもどうにでもなっていたんだろうけど、あると冷したくなるよね。」

 「暫く営業してて、食中毒も聞かないしねぇ。

 デザート取扱うと、冷やす必要出るよね。」

 「確かに。」

 「この辺りでの甘い物って、露店はパンとかお菓子・飲食店で温かいパンケーキにシロップとかだもんね。」

 「プリンは冷やさないの?」

 「蒸して作る方法だから、冷やさなくても溶けない。

 私は冷たい方が好き!

 牛乳多くしてトロトロ感あるのも良いよね。」 

 「成程な。

 クレスタのとこは、早めに行くか。」

 食事も終わりコーヒーを飲んでいると、みさとがプリンを持ってきた。

 「デザートは別腹!」

 

 後片付けと掃除を手分けして行い、準備をして街へ出かける。

 ギルドへ向かい、任務完了を告げる。

 思ったより早かったらしく、また仕事を振られそうになったが、レジアスを盾にして断りそそくさと出ていく。 

 クレスタの店の前を通り繁盛していることを確認し、改めてクレスタの家に行く。

 「おはようございます、クレスタさんいますか?」

 「おはよう拓海、これから仕事に行くとこだったよ。

 今日はどうしたの、追加で新メニュー?」

 「察しが早くて助かる。

 デザートも追加できないかなと思ってるよ。」

 「デザート?」

 「食後に甘い物あったら、それ目当てで来る人も増えそうじゃない?」

 「成程ね。

 入って入って、話聞かせて。」

 「出掛けるのは良いのか?」

 「約束がある訳じゃないから、こっち優先!」

 そう言うとクレスタは、2人を家の中に押し込んだ。


 「さてさて、新メニューその他お聞かせくださいな。」

 「餃子とチャーハンと辣油がメインだけど、お勧めしたいデザートはプリンとチーズケーキ。」

 「今回も沢山あるね。

 詳しく教えて。」

 「出来上がり持ってきたから、先ずは食べてみる?」

 「食べる食べる!」

 リュックからそれぞれ出して、温めてから食べてもらう。

 餃子のつけダレは、ポン酢と辣油・辛くない方も出した。

 それぞれ香りと味を試すクレスタ。

 みさとが、俺が出し忘れた雲呑スープも出す。

 「全体的に香ばしい香りするね。」

 「流石だねぇクレスタ、多分これかな。」

 そう言いつつ、胡麻油を出す。

 「胡麻から作った油で、すごく良い香りだよ。

 こっちの辣油にも使ってるし。」

 「綺麗な油だね。

 これも作ったの?」

 「みさとがね。

 頑張ってくれました。」

 「あるとないとじゃ大違いだからねぇ。

 作ったら他のメニューも作りたくなっちゃった。」

 「素晴らしいねみさとさん。

 是非他のメニューも教えてよ。」

 「そのうちね。

 こっちの辣油も試してほしいな。

 唐辛子も手に入ったから美味しくできたと思うよ。」

 「どれどれ。…辛っ!何これ?」

 水を口にして舌を出すクレスタ。

 「餃子食べる時に、ポン酢と辣油合わせると良い感じだよ。」

 小皿に合わせたものを出して、試してもらう。

 「うん、これくらいなら良いね。

 さっぱり感と辛味が丁度いい。」

 「こっちのはあまり辛くないから、具も一緒に食べてみて。」

 「ホントに辛くないの?

 あれ、これ美味しいねぇ。

 餃子も良いけど、白いご飯にも合いそう。」

 「合うよ!流石クレスタ。

 これさぁ、瓶で売れるんじゃないかなと思うんだけど、どうかな?」

 「良いね良いね、採用!

 チャーハンてやつに乗せても美味しいよ。

 これとご飯だけで満足しそう。」

 「ねぇクレスタさん、辛いものってこの辺りは食べないの?」

 「食べなくはないけど、胡椒くらいかな。

 唐辛子は虫除けに使うけど、食べるって聞かないなぁ。」

 「虫除けかぁ、確かにね。

 家庭菜園だったり米びつに入れたりはするかなぁ。

 大量に売ってたのはそういう使い方だからなんだ。」

 「水に入れてそれを撒くと、虫が寄ってこない。

 目に入らないように注意する感じで、特に子供には注意するよ。

 そんなに大量に買ったのだと、畑に撒くのかと思われたんじゃない?」

 「どうなんだろう。

 店のお使いと思われてたみたい。」

 「そっか。

 まさか、食べるとは思って無かったと思うよ。」

 「あまり辛くない方向で考えた方が良いのかぁ。

 粒マスタードくらいかな。」

 「わさびがないのも当然か。」

 「なんだい二人共、そんなに辛いの好きなの?」

 「カレーだって、甘口中辛辛口とか分かれてるじゃん。」

 「何、もっと辛くしたいの?

 売れるかなぁ。」

 「好きな人居れば売れるかもだけど、そもそもこの辺りだと辛いもの食べないみたいだし。

 そこは要相談か。」

 「辛いの苦手なのかぁ。

 麻婆豆腐とか美味しいのに。」

 「それは次のメニューの事?」

 「胡麻油あったら、美味しくできますよ。

 お豆腐は作らないとだけど、お味噌汁に入れてもいいしそのまま食べてもいいし。

 そっか、辛いの苦手なんだ…」

 「程々にすれば良いんじゃない?

 先ずは辣油で辛さに慣れてもらうとか。」

 「この小皿くらいの辛さなら大丈夫。

 具が入っているのはとても美味しかった。

 慣れれば癖になるかもね。

 辣油も良いけど、この餃子ってやつも美味しいね。

 食べごたえあるしジューシーだし、味変できそうな予感。」

 「流石だねぇクレスタ、これは焼いてるけど、揚げたり蒸したり胡椒とお酢でも美味しいらしい。」

 「お酢かぁ、中々使わないよね。」

 「そうなんだ。あることはあるんだ。」

 「うちのは切れてたから、私はポン酢には柑橘系の果汁入れたよ。」

 「そういうことか。

 これまた好き嫌い分かれるやつか。」

 「まぁまぁそれはさておき、胡麻油と辣油は直ぐ作れるの?」

 「んー手間はかかるけど、作れるよ。」

 「具の入ってる方は、時間置いたほうが美味しいと思う。」

 「成程、作成可能っと。

 是非次のメニューに採用したいので、金額と作り方教えてよ。」

 「その前に、この餃子は食べる前に調理した方が美味しいんだ。

 肉を使っているから、長時間置くなら冷蔵庫必要だよ。」

 「冷蔵庫?何それ。」

 「食材を冷やして保存できるものさ。

 今まで食材傷まなかった?」

 「朝仕込みの時点で火を通して温め直すだけで出せるようにしてあるから、気にしたことないな。

 お腹壊したとか話も聞かないし。」

 「そうか。

 生肉を長時間常温保存が危ないのは分かるよね?」

 「それはもちろん。

 だから、朝仕入れるんだ。」

 「これからメニュー増えることで、もっと使う肉の量も増えるし、冷して美味しいメニューも出す予定なんだよ。」

 「ほぅほぅ、冷して美味しいメニューとな?」

 「先ずはデザート。

 最近街で出ているプリンやチーズケーキ。

 折角店で出すなら、生クリームも添えて出すと違いがあって良いんじゃないかな。

 この辺りの気候が暑くなるかはわからないけど、ご飯系でさっぱり食べられるものも冷やすと美味しいだろうし。」

 「少し暑くなる時期は確かにあるね。

 冷たくて美味しいものか。売れそうだね。

 因みに、その冷蔵庫ってやつの仕組みはどんなもの?」

 「扉を付けた密閉できる箱に、冷やす魔法付与した水晶を組込む。

 商売にするなら、魔法の効果は半年位持つようにして、水晶だけ交換。

 効果が無くなった水晶持ち込んで貰うことで、料金割引にするとか。」

 「ほぅほぅ、継続的に売れて交換可能・再度使える商材ね。

 良いね、魔道具部に作らせよう。」

 「色々やってるね、クレスタ。

 この辺では、氷って見かけないけどあるのかな?」

 「今日は知らないものばかり出してくれるねぇ。

 氷とはなんだい?」

 「これさ。」

 取敢えず魔法で作って渡す。

 透明度が高く、きれいな氷。

 クレスタの手に乗せると、徐々に溶けていく。

 「冷たっ!

 これ、魔法でしか出せないんじゃないの?」

 慌ててテーブルに置き、手を拭くクレスタ。

 「これが作れちゃうんだな。

 冷蔵庫の水晶を、凍らせる温度まで下げるものにすれば、同じ仕組で出来るよ。」

 「そうなんだ。」

 「例えば、果物を一口大にして凍らせれば、それだけでも熱い時にピッタリのデザートだね。」

 「アイスも出来るね、たっくん。」

 「そこだよ!

 店で売っているのを家で保存して、食べたい時に家で食べられるの良くない?」

 「そのアイスも作れと?うちの店で?」

 「色々な種類作れば、商材増えるよ。」

 「そもそも美味しいの?」

 「みさとさん、出してあげて。」

 「はーい!」

 みさとはリュックから、アイスクリーム・プリン・チーズケーキ・棒アイスにしてある数種類の物を出した。

 「ねぇみさと、この棒アイスいつ作ったの?」

 「前にアイスクリーム作った時に、面白いかなーと思って一緒に作ってみた。」

 「食べ歩きにちょうど良いよね。

 もういくつも試してたんだ、知らなかったよ。」

 いくつも並べられたアイスを眺め、考え込むクレスタ。

 「色々ありますね。全部アイスですか?」

 「プリンとチーズケーキはデザートで出したいものだから違うけど、どっちも凍らせても美味しいですよ。

 アイス味見してみてくださいね。」

 皿に乗せた数種類のアイスから、俺とクレスタで味見する。

 アイスクリームにはスプーンつけて、棒アイスの中にはフルーツも入っていた。

 俺が棒アイスから試すと、クレスタも同じ棒アイスから手をつけた。

 「ミルク感あって美味しい。

 中のフルーツもシャキシャキして良い感じ。」

 「齧って食べるのは新鮮ですね。

 冷たいので、ちょっとずつ食べるには良いかも。」

 「やっぱ苺のは美味しい!ミルクの甘さと合う。」

 「こっちの柑橘系のも美味しいね。

 この黄色いのはパイナップルですか?」

 「あ、わかります?美味しいですよねぇ。

 あとこっちは桃にしてみました。」

 「これは、アイスクリームを棒の形にしたやつだ。

 少し柔らかめ。」

 「なんと、スプーンで食べなくてもこの形にもできるんですか。

 売れますね、これは。

 拓海さん、その凍らせる方も同じ仕組で出来るんでしょうね?」

 「そうだよ。

 例えばさ、箱2つあれば、冷蔵と冷凍にも出来る。

 暑い時期過ぎたら、冷蔵2つにするとかも可能。」

 「使い勝手良いね。

 このアイスは、暑くない時期でも売れそうだ。

 食堂の隣に、調味料だけ売る売店を作る予定でさ。

 そこでこの棒アイス売ったら人気出そう。」

 「食堂の方ではスプーンで食べるデザートにして、生クリームとフルーツ付けることで差別化できるんじゃない?」

 「それは、棒アイスは少し安めに出来るってこと?」

 「手軽に食べられて安めだったら、買いやすいんじゃないかと。

 複数買って家で食べても良いしね。」

 「保存したいなら冷凍庫必要と。

 中々策士だね、拓海さん。」

 「俺が販売は面倒だから、やるならクレスタかなと。

 売っただけでは終わらないから、永く続けられるでしょ?」

 「そこまで考えてくれてるなら、乗りましょう。

 店にも冷蔵庫と冷凍庫欲しいし。

 店用に大きいのも出来るんでしょう?」

 「勿論。

 チーズ売ってるカムリさんとこでも使ってるよ。」

 「そうだったのか。だからあんなにたくさんの商品保持出来てたのか。

 早く気づけば良かった。

 商品化するので、ノウハウを売って下さい。」

 「商談成立だな。

 喜んで。

 魔道具師が忙しければ、魔法師で水晶に封入しても良いしね。」

 「それって…魔法師は自分で再充填出来るってこと?」

 「コツがわかればそうなるね。

 俺はできるけど、みんな出来るかは知らん。」

 「ほぅほぅ、その仕事用に魔法師雇って、商売の移動にも付き合って貰えれば、態々ギルドにお願いしなくても良いわけか。」

 「あ、もう通達出てると思うけど、地方間を転移できるように装置設置されてるから、魔法師居たら買付楽になるよ。」

 「そうなの?

 魔法師を今のうち囲っとくのも悪くないなぁ。

 戦わなくていいなら、雇われてくれる人居そうだし。

 うん、ありがとう。」

 「まだ早かったかな?魔法庁から通達出るまでは知らなかったことにしといて。」

 「あはは、わかったよ。

 てことはさ、米の仕入れもその日に出来ちゃう?」

 「そうだね。

 行きたい所指定して、検問所前まで行けるはず。

 湖の青海苔仕入れるのも、直ぐ行けるよ。」

 「なんと有難い!

 感謝感謝だ。

 魔法庁の仕事なのかな、なんとも画期的。」

 「そ、そうだね。

 早く通達来ると良いね。」

 「そうそう、鰹節も同じように仕入れに行けるのかな?」

 「鰹節は隣の国だからなぁ。1番近い地方まで飛んでから移動できるから、その分早くなるんじゃないかな。」

 「拓海伝手でしか買えないから仕方ないけど、直接行ってお礼もしたいなぁ。

 どうかな?」

 どうかなと言われても…言葉通じないけど良いのかな?

 「まぁ、聞いてみるよ。

 あっちも順調そうだし。」

 後で、通訳機についてレジアスに相談しよう。

 そんなこと考えつつ、棒アイスを食べ進める。

 「ちょっとずつ便利になって来たかな。」


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