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ちょっとそこの異世界まで  作者: 三毛猫


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お試しにも程がある 188

 「この香りは、カレーもあるの?」

 「たっくん正解。

 唐揚げもハンバーグも生姜焼きも作ったけど、カレーも出すからお好きにどうぞ。」

 「わんぱくメニューだな。

 俺は勿論カレーにして、何から載せようかな。」

 「僕ねぇ、全部載せる!

 お腹ペコペコ。」

 「ご飯もカレーもストックあるから、いっぱい食べてね。」

 「「いただきまーす!」」

 「一応マヨも出しとくからね。」


 「もうお腹いっぱい、満足満足。」

 「よく食べたねぇシビック。」

 「ほれ、口周り拭くぞ。

 まぁでも、綺麗に食べるようになったよな。

 上手上手。」

 「しっかりお残ししないように食べてるからね。

 食べ損ねある方が勿体ない!」

 スプーンもフォークも使いこなしているシビックは、ドヤ顔。

 「うむ、天晴。

 みさとの料理美味しいしな。」

 「うん!」

 「あはは、ありがとね。

 お茶でも淹れようか。」

 「あ、デザートは入るよ。」

 ちゃっかりしてるな、コイツ。

 まぁ、そこが可愛いところでもあり憎めない愛らしさである。

 「じゃあプリンでも出すね。

 生クリームも絞る?」

 「「いる!」」

 「はーい、待っててね。」

 こうして和やかな時間は過ぎてゆく。


 「戻ったぞ。」

 「おかえりなさいませ、旦那様。」

 「変わりなかったか。」

 「勿論でございます。」

 レジアスを迎えたコルサは、いつも通りの対応だった。

 大人数で食事をした後は微塵も残さず、いつも通りの綺麗な家だ。

 「お前達も豆腐料理は堪能できたか。」

 「はい、美味しくいただきました。

 いつもながらみさと様のお心遣いには痛み入ります。」

 一緒に居たオーパからも追加情報があった。

 「直ぐに料理試せるように、鍋に入った豆腐もお土産に下さいました。

 次回買いに行くときはその鍋を持っていこうかと存じます。」

 「そうか。

 買いに行くなら私が連れて行ってもいいし、コルサに頼んでも良いぞ。」

 「私が参りますので、旦那様はお気になさらず。」

 「いやいや、遠慮することはない。

 私のために美味しいものを作ってくれるのだ、寧ろ楽しみだわぃ。」

 談笑の後、コルサがお茶の用意をした。

 「本日おらかというものでクッキーの作り方も教わったそうです。

 お口に合うと良いのですが。」

 「向こうでみさとにも貰ったが、オーパ達が作ったのか?」

 「さようでございます。」

 「どれどれ。

 うん、みさとのものにも引けを取らない出来上がりだ。

 これからも出してくれるよう伝えてくれんか。」

 「畏まりました。」

 「それから、これはできればで良いんじゃが、魔法協会近くの期間限定の食事を出す店が出ると、地方でも祭りをやるそうなんじゃ。

 現地でしか出さないものもあるそうなので、偵察に行ってもらえんか。」

 「畏まりました。

 その期間限定の店舗では出さない料理の確認でございますね。」

 「あぁ、そうじゃ。

 だが、お前が居なくなるのは心配じゃな。

 別の者を送り出すでも良いぞ。」

 「その辺りは適宜対応致します。

 この家の安全を第一に行動いたしますので、ご心配なく。」


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