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ちょっとそこの異世界まで  作者: 三毛猫


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お試しにも程がある 153

 「最近のインスタント麺色々あるなぁ。」

 スーパーで並んでいるのを見て、改めて思う。

 「色々種類買ってもいいんじゃない?

 好きなのは複数とか、カップ麺も買ってくとか。」

 「それはありだな。

 春雨スープとかもあるぞ。」

 「うどん・そば・焼きそばも良いよね。」

 手当たり次第籠に入れているが、紙幣1枚分はかなりの量になる。

 籠2つあるけど、どちらも一杯だ。

 「ねぇたっくん、冷凍の加工されてる麺もありじゃない?」

 「なんか趣旨変わってるけど、いいんじゃないか?

 金額的に余裕あるし。」

 「パスタも入れちゃえ。」

 好き放題入れて、紙幣1枚でお会計。

 流石にお釣りは小銭のみで少なかった。

 車に荷物を入れ、家まで帰る。

 籠毎リュックに入れてから取出し、どれにしようか吟味する。

 「ファーストフードよりジャンクかな。」

 「久々だしいいんじゃない?」

 「まだー?」

 鍋とポットの両方で湯を沸かし、袋麺とカップ麺で出来たものから食べていく。

 「これ、シビックお腹いっぱいにならないんじゃない?

 他にも作ろうか。」

 冷蔵庫をガサゴソするみさと。

 冷凍餃子・春巻・唐揚げと、あるものを端から作っていく。

 勿論レンジでチンだけのものもある。

 ゆっくりのんびり、日が暮れるのを待つ。


 マジックアワーの景色から楽しもうと、いい時間帯で車に乗り込む。

 透明化の魔法もかけて、空へ走り出す。

 夕焼けからの変化も綺麗で、車のライトもビルの窓の灯も移り変わる様を楽しむ。

 とっぷり夜になると程良く月も出ていて、それはそれで美しい。

 向こうでは楽しめない景色を、堪能する。

 「綺麗だねぇ…」

 「パレードとは行かないけど、不規則に変わって見飽きないね。」

 「夜なのに明るいね!」

 ビル群を楽しんだ後は、工場地帯に向かう。

 夜景100選的なものに選ばれてた気がする。

 「うん、俺こういうのも好きだわ。」

 「さっきとは趣が違うけど、これはこれで綺麗だよね。」

 「ピカピカして眩しいよ。」

 写真では見られないアングルからも、自由に飛び回り見ていく。

 ぶつからないようにだけは気をつける。

 あまり高く飛ぶと飛行機にぶつかる為、程々の高さを飛ぶ。

 序でにとのことで、大きなテーマパークまで飛んでみた。

 「あ、パレードやってる。

 ちっちゃいけど綺麗だね。」

 「もうすぐ花火かな?こっちには来ないはず。」

 「この辺りは山とか海とかお城とか色々あるね。」

 空中でも停止できるので、そこから光の流れる様を眺める。

 下の灯りよりも、上の月の方が近くに感じる。

 「なんかさ、お月様にも行けそうだよね。」

 「どうかな。

 空気ないんだよ、行きたい?」

 「そうだった。

 眺めるだけにしとくよ。」

 「そろそろおやつじゃない?」

 シビックはつまらなさそうにぼやいた。

 「飽きたんだな、じゃあ帰るか。」

 「お風呂入ってから、アイスにしよう。」

 「僕ケーキも入るよ!」


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