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ちょっとそこの異世界まで  作者: 三毛猫


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お試しにも程がある 126

 「これだけ出せば足りるかな?」

 直ぐに食べられそうなものを取出すみさと。

 こっちの世界の物と向こうの世界で仕入れた物の両方を出す。

 勿論、ポテトやナゲット、ドリンクも。

 「見慣れないものの方が想像力が刺激されるかな?なんてね。

 沢山あるので、足りなかったら言ってね。」

 レジャーシート代わりに出した毛布の上に、これでもかと出されたサンドイッチ達。

 レジアスは目聡く、初見のバーガーに手を出した。

 「これは初めて見るのぅ、どれどれ。」

 包み紙を半分剥がし、齧り付く。

 「何とも美味いのぅ。

 ちょっと甘めのタレと、マヨネーズも入っとるのぅ。」

 デックスとルクラも、真似して包んである物に手を出す。

 デックスはパティが2枚入っているもの、ルクラは海老が入っているものに当たった。

 「なんじゃこりゃ、口開けるの大変だが、美味いなぁ。」

 「このプリってしたやつ、初めて食べたよ。

 デックス、食べてみろよ。」

 お互い交換して食べてる。

 仲いいなぁ。

 「何じゃ?肉では無いな。

 でも美味いからよし。

 周りが揚げてあるのかな?」

 「こっちも美味いけど、顎が…」

 「ポテトとコーラもどうぞ。

 きっと合うよ。」

 みさとのお勧めで、手を出した2人。

 サクサクポテトとシュワシュワコーラに、目を剥いている。

 「爆弾か?美味いけど、口で弾けるぞ。」

 「面白いね、これ。

 ポテトってやつも止まらない。」

 気に入ってもらえたようで何よりだ。

 皆で食べているが、シビックは物足りなかったらしい。

 「みさと、僕カレー食べたいな。」

 「良いよ、出すね。

 たっくん、温めてくれる?」

 カレーとご飯の鍋をみさとが出し、俺が温める。

 温まると、何ともいい香り。

 シビックによそって渡すのを見ていた全員が、みさとの方を向く。

 「「俺も欲しい!」」

 「私も貰うかのぅ。」

 「俺も食べたいなぁ。」

 「じゃあ皆で食べようか。」

 クスクス笑いながら、全員分よそってスプーンもつけて渡す。

 序とばかりに、メンチカツもそれぞれに載せた。

 デックスとルクラは一口スプーンで口に入れた後は、無言で食べ続けた。

 「味変にソースもあるよ。」

 全部なくなる前にみさとが声をかけ、試してもらう。

 「衝撃的な味だ、止められん。」

 「薬草とは違うけど、何というか良い香りだ。

 辛いのもまたいい。」

 一気に食べ終わり、一息つくが、2人揃って追加を希望。

 「「おかわり!」」

 本当、息ぴったりだな。

 みさとも2人から皿を受取り、それぞれよそう。

 今度はコロッケを載せた。

 「はい、どうぞ。」

 受け取った2人は、今度はゆっくり味わう。

 そんな2人を横目に、レジアスはゆっくり食べている。

 「何度食べても美味いのぅ。

 うちの料理人達のも美味いが、みさとのはやはり格別じゃ。

 何が違うのかのぅ。」


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