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最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)  作者: るしふぁ~
最強最弱の戦闘兵機(レオパルド) 序章 ―アングシミュラー
8/50

情報。

メリッツ戦争を待たずして、世界地図から姿を消したラカス。


その原因となった謎のレオパルドα、β、γの三機

マスターであるマヒナ、サナの再起動中に現れた女性トライ・ドアを巻き込み

大爆発を起こした。


サナはマヒナの命令により『あの場所』に強制移動を開始。


ついた先で出会う『カラ・ムナン』と名乗る謎の男

その男に連れられ、仲間がいるという基地へと移動する―

「…ムナン、お聞きしてもいいですか?」


 


「ん?なんだ?」


 


「あとどのくらい歩くのでしょうか?」


移動を開始してから、30分ほど歩いているが、着く気配がない。


 


「それに、まだなぜ武装しなければいけないのか、答えてもらっていません」


 


「基地にはもう着くさ、もう見えてるしな。


それと、武装の事は基地についてからだって言ったろォ?あんま焦んなよサナさんよ」


 


ちょっとイラっとする


でも確かに焦っているかもしれない。


武、お聞きしてもいいですか?」


 


「ん?なんだ?」


 


「あとどのくらい歩くのでしょうか?」


移動を開始してから、30分ほど歩いているが、着く気配がない。


 


「それに、まだなぜ武装しなければいけないのか、答えてもらっていません」


 


「基地にはもう着くさ、もう見えてるしな。


それと、武装の事は基地についてからだって言ったろォ?あんま焦んなよサナさんよ」


 


ちょっとイラっとする


でも確かに焦っているかもしれない。


武装の事もだが、一番はマスターと、トライ・ドアがどうなったかだ。


 


マスターの事だから、何かしらの道具を使って生き延びていると思うが…


 


「ほら、そんな事考えてる間に着いたぜェ、ここが俺らの基地だぜ」


 


「ここが……基地?ただの廃屋じゃ…」


というより『そんな事考えてる間』?


僕の考えている事が分かる…?いや、普通の人間にそんな事…


 


「遅いぞムナン。予定より10分遅い。」


 


「わりぃってガリン、謝っからあんま言うなよォ」


 


ただの廃屋にしか見えない建物の中は最近出来たとしか思えないほど


とても綺麗で頑丈そうな家だった。


そういえば、前もこんなこと思った気が…


 


「ちゃんとマヒナから言われた物は持ってきt…」


ガリンと呼ばれた男が僕の顔を見て固まる。


でも何だろう、この男。なにか違和感がある。


 


「…ムナン、「それ」がラカスの『希望』か?」


 


「あぁ、そうらしいぜ。当の本人は何も知らねぇみたいだけどな」


この男も僕がラカスの『希望』と言われていることを知っているのか…


マヒナはいつ伝えたんだ…


そんな通信した時なんてなかったと思うが…


 


「そうか、それなら…僕はシン・ガリン。宜しく」


 


「はい、僕はサナです。宜しくお願いします」


 


「マヒナは君に何も教えていないんだよね…ムナン、説明してあげて。


君の方が長くサナを知っている」


 


「あーそうだなァ…まずは此処についてだな。此処はランガーングシミュナ


マヒナが建てて、マヒナが名付けたとこだ」


なるほど…マヒナが建てたのか。


既視感の正体はマヒナの住処だったのか


 


「あと、武装の事を教えて下さい」


レオパルドに対して、ムナンが持っているようなナイフや銃は当然の様に効かないが…


 


「移動してきたルート、此処も含めて今いる場所はパングアプタとファングリラの国境にある」


 


「パングアプタとファングリラって確か、4番と5番の…」


 


「あァ、国家戦闘力4番目と、5番目の国境だよ。ここはAIではなく、人間が人間を殺そうとする二ヵ国だからな、俺らも対人間用の武装しなきゃいけねぇのよ」


 


「…それなら僕は逃走形態になる必要は…」


 


「あァ!一切ないぜ!!!」


かなりイラっとくる


 


「ムナン、そろそろ本題を話してやれ。」


 


「俺ぁその説明だけはしたくねぇといったはずだが?」


 


ムナンの心情が急に荒れ始めた。


イラついているのか?なぜこの一瞬で?


そんなにその説明が嫌なのか?


 


「わかったよ、なら僕から話そう」


 


「あァ、頼むわ。」


ガリンが僕の方を向いて、近づいてくる


だが何故殺気を持っている。


念のため、この場を離れる準備をしておこう。


 


「僕とムナン、マヒナはレオパルドによって家族、恋人、友達、すべてを奪われた


この世にレベルが存在するのは知っているね。」


この男の殺気はそういうことか。α、β、γのような『本物の』レオパルドに奪われたんだ。


そしておそらくそれを思い出して、ムナンの心も荒れたんだ。


「はい、武力と地位の持ち合わせによって与えられるレベルですね」


 


「あぁ、本来この世界で与えられるレベルは1~3のどこか。


だがマヒナはレベル0を与えられた、嫌、堕とされた。」


 


「先の爆発を引き起こした敵部隊のレオパルドが言っていました。


レベル0を発見したと、あれは事実だったのですね」


レベル0に堕とされた…?


ということは元々はレベル0では無かっという事なのか…


どうしてレベル0にされたのかは分からないけれど、0が事実上の最下位になるのか…


 


「そして、この世にマヒナを含め、レベル0は3人いる。」

最強最弱の戦闘兵器(レオパルド)

8話ご覧いただきありがとうございます


実に約2年と2ヶ月ぶりの更新になります…

リアルでの事情があり、投稿を止めていましたが、これからは少しづつ、再開していこうと思います

書き溜があるので、一気に更新していこうと思います!

今後とも、御愛読宜しくお願い致します

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