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最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)  作者: るしふぁ~
最強最弱の戦闘兵機(レオパルド) 最終章 ―アンチディヨスパラドックス―
48/50

神ノ成セル業

神ノ裁(ジャッジメント)収集(トゥルース)

 正直に答えよ。貴様は人間と同じ感情を持っているか?」


「持っている。」


「その感情を利用し、他者へ同情を求めたことがあるか?」


「ない。」


「『神』になれるのはサナ、貴様だけだ。

 横にいる戦闘兵機(レオパルド)を殺せるか?」


「なぜ殺す必要がある

 僕だけしかなれないなら、それでいい」


「通常の戦闘兵機(レオパルド)ではその負荷に耐えられん。

 故に貴様の手で殺すことが出来るかと問うている。」


「殺せる、だが殺さない。

 『神の力』は攻める為ではなく、守る為に使うからだ!」


「・・・・・」


今にも『神』を殺そうとする殺気を目線を送るサナと

それを試すかのようにじっと見つめる『神』


「…建前では無いようだな。」


「当然。本音だ。

 それに、早く現実に戻らないとみんなが危ない。」


「心配するな。

 この場所は外界と時間を分断している。」


「どういうことだ?」


「現実世界の時間は止まっているという事だ。

 そしてこの空間で、感情が乗った嘘の言葉を使えば

 即座に『罰』が与えられるが、貴様には起きなかった。」


「なら早く帰してくれ。」


「フッ…その図々しさ、買うに値する。

 いいだろう。『神ノ成セル業』を与えよう。」


「ありがとう、神様」


「だが、我は常に貴様を視ている。

 守る為に使うといったが、一度でも攻めに使えば没収だ。」


「わかった

 それならずっと暇になるけど、怒るなよ」


「期待してるぞ。」



譲渡(コズミック)。」



―――――――――――



『機体名:サナの『神への挑戦』が終了しました。』

α「サナ!」

「サナちゃん!!」


我は信じているぞサナ、貴様が突破している事を!!

「サナ…帰ってこい!」


マヒナのその言葉に反応するように、受信デバイスが報告を始める


『挑戦結果:成功。』

「ぃよ”し!!!!」

「サナ!突破したか…!」

「ハッ!本当に図々しい奴だな!!!」


『機体名:サナの『神ノ成セル業』のインストールを開始します。

 並びに、収束(エートス)に特化した形態へと移行します。』


その瞬間、サナは更に白く輝き、ヒトの姿へと変わっていく。

紅く染まった髪は白く短髪になり

背中から白く半透明な翼が生え

細く華奢な体に、全身をベールで包む。



―――シュン―――


この時

全国の気象観測記が同時に

凄まじい強さの光を観測した


それと同時に、ユナの中心にて謎の生命体を観測したと

各国本部に通達された。



α「………サナッ…!」

γ「この信号が…サナ……?」

アズ「勝ったな」


アズリナエル

どうやら神になれるのは俺らじゃなかったみたいだ

サナとθ

俺らと少し似てる境遇だけど

明確に違うのは、俺には感情が揃ってなかった


だから失敗してしまったんだ

今更どうにか出来る事ではないけど


「許してくれ、アズリナエル……」



―《謝らないで、兄さん》―


「アズッ?!」

声のする方へ振り返ったが

そこにはもう誰もいなかった


だが確かにそこにいた

そんな気がする


アストラエルとアズリナエル。

兄であるアストラエルだけがその時

弟のアズリナエルの『存在』を感じ取れた。


「どうした?アズ」

「いや…なんでもないさ

 それに、俺はもうアズリナエルじゃない」

「?」


「俺は、アストラエルだ」


「…そうか、けじめがついたんだね」

「あぁ、俺たちは2人で1つ、でもアズは1人しかいなくて

 俺も1人しかいない」

「そうだね…」

「だから、俺がアズを名乗るのはやめるよ」

「……無理はすんなよ、アス」

「そりゃてめぇだ、マヒナ」


―――

「なんだあいつ…!」


バスラ「観測機が生命体と判断した!

    戦闘兵機(レオパルド)ではない以上、殺せる!

    砲撃開始ィィ!!!」


そして再び掛け声と共に全砲撃がサナに対して撃たれた。


『神ノ成セル業のインストール・形態移行が完了しました。

 情報の書き換えが起きたため

 機体コードが01(ファースト)から000(ゼウス)へと変更されました。』


000(ゼウス)…全能神の名を与えられるとは

 どこまでも図々しく、羨ましいやつだ…!」

「俺の計画を果たせるのはサナ!!お前だけだ!

 頼む!俺の願いを…!!」



000(ゼウス)「分かってますよ、マスター。

   全てを全うします。」


全方位からの砲撃…

でも今度は僕にだけ向いている

それなら、余計に制圧は簡単だな。


000(ゼウス)「神ノ業:重力操作(オールグラビティ)


ズドドドドドド………

「砲弾が急に落ちた!!?」


「欠かさずに撃て」

ズゥゥゥン……


「うっ……立て…な…」


全世界に向けて発信するには…

こうか


キィィィィィィィィン……


【皆の者、聞け。】

α「サナの声?!」

γ「直接脳に…!」

「こんなことも出来んのかァ?!」

「全くもって図々しいな!!!!」


【我は『(ゼウス)』。

 メリッツ戦争を終わらせるために、この力を振るう。】


バラス「なん……だ…と…!」


【何人たりとも我への邪魔・反逆を許さぬ。

 異論がある者は、我へ……《神へ挑戦》せよ。】


ズゥゥ……

「重……さら……強く…」



「サナ、そろそろいいと思うよ」

000(ゼウス)「はい、マスター」


ズゥゥ……シュゥゥゥゥゥ……


【これより、全国の権限は我が持つ。

 故に、メリッツ戦争は終戦とする!

 皆の者、去れ。】


サナは神の力を使い

思いのほかあっさりと

メリッツ戦争を強制的に終わらせた。



2044年8月21日 20時40分00秒

メリッツ戦争終戦計画 完了。


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