|神ノ裁《ジャッジメント》
遂に開戦したメリッツ戦争。
マヒナ達は戦争を終わらせるべく
メリッツ戦争終戦計画を実行へと移した。
サナ「これより、メリッツ戦争終戦計画を開始します。」
バスラ「撃てぇ!!」
拡声器で告げられた掛け声と共に
集結していた全国の部隊がサナと不壊盾に対し
集中砲火を開始した。
アズリナエル、早速さっき貰った『本物の神』になれる機能
使ってみるよ。
ドッ…ドッ……カンッ…
γ「不壊盾の中は大丈夫なのは分かるけど
サナは本当に一人でいいのかな…」
「案ずるな、奴なら我が与えた機能を使いこなせる」
ピーッ‥‥
「ほれ、言ったそばから使い始めたぞ。
サナはこれで『神』になる。」
『神化を実行しますか?』
「あぁ、頼む。」
『それでは、神化を実行します。
1つ戦闘機能を使用後、それに沿った形態へ神化します。』
「そうか、それなら…」
サナは全方位から自分へ向かってくる弾丸、砲撃を見ながら
ニヤリとその口角を上げ、機能を使った。
「収束」
バァァァァン!!………
バスラ「砲撃やめ!」
黒煙で何も見えんくなってしまった。
一刻も早く父親の仇を取りたいところだが…
バスラ「…なんだ…あの光は…」
黒煙が晴れていくにつれ、段々と白い光が強くなっていく。
バスラ「あの光は……父親の…!」
「うっ!眩し…!」
γ「サナ…大丈夫なんだろうな…」
「ハッ!奴め、収束を選びやがったな!
全く図々しい奴め!!」
その光は徐々にサナの全身を包み、姿を変えていく
「なんだ……あいつ…」
「羽…?」
『機体名:サナの神化達成率.45%
これより『神への挑戦』を開始します。』
α「『神への挑戦』……?
アズリナエル、何が起きるんだ」
アズ「我らには見えないが、これからサナと『神』の間で
『審判』が起きる。
それを突破すれば『本物の神』になれる」
「サナちゃん…!!」
「マヒナ、サナの奴が希望だっつったが、こういうことか?」
「俺の予想なんてとっくに外れてるよ…
まさか『神』になろうなんてね」
我はそこで突破できずに『神』にはなれず
中途半端にアズと融合してしまった。
だが…
アズ「サナ!図々しくも感情を持つ貴様なら、突破できるだろ!」
α、β、γ「信じてるぞ!!!サナ!!!」
真っ白な空間…
無風…無音……
「サナ…」
「θ!?おま、体が戻って…」
「なんか分からないけど、今は動ける…」
「θ、ここってなんだと思う?」
「いや、まったく…」
「こんな短期間にまた現れるとは。」
((殺気!?))
唐突に聞こえた声と気配
そして凄まじく強い殺気に本能が反応し
振り返ると――
「汝ら。我へ挑戦するというのだな。」
そこには
白くしなやかで長い髪
赤い瞳孔の落ち着いた眼
中性的な顔
ぱっと見では完全に
「サナ…?」
「θ?」
「あっちが『神』だというのは分かり切ってる
でも、見た目は完全にサナだ…」
「……僕たちは『本物の神』になる為に来た。
必要であれば戦おう。」
「戦う必要は無い
だが、『神』になるならば、審判を始める。」
「審判だと…?」
「許可が下りれば晴れて『神』になれる。
だが下りなければ、貴様らの命を奪う。」
「……上等だ。」
「サナ…」
「θ、大丈夫」
「では、審判を始める。
神ノ裁。」
ギュゥゥゥゥゥ……―
場所が…変わった?!
これは…
これまでは真っ白で、辺り一面何もない空間から一変し
『そこ』は裁判所へと姿を変えていった。
トンッ!!!
木槌を一発打ち、サナを見つめる。
「神ノ裁:収集。」
最強最弱の戦闘兵機
47話 ご覧いただきありがとうございます
予定より最終回は少し長引きそうです
また次回もご愛読、よろしくお願いいたします




