復活ノ儀式
体が動かない…
02に負けた時と同じような感じだ…
あっ、θの復元はどうなった
吸収のタイミングは良かったのかな
……いや、あの時と同じ感じってことは
失敗したのかな…
吸収が遅かったかな…
θを救えなかったのかな…
ごめん、θ…
約束、破っちゃった……
「そんなことないよ、サナ」
「θ!!!生きてたの!!」
「うん、サナのおかげで生き返ったよ
約束守ってくれてありがとう、サナ」
「あぁ、よかった…出来たのなら良かったよ…θ…」
成功してたんだ
よかった…
「サナのおかげでまた自我を持てるようになった
でも、サナの体動かしたりとかは出来ないから、そこは安心して!」
「θだったら別に動かしてもいいよ」
「そう言ってもらえてうれしいよ
だけど私は、サナの中で生き続けるだけ…
視界からどんなことしてるかだけ、ちょこちょこ見るね」
「そんな見るようなことないと思うよ」
「ううん、私はサナのやりたいことを、見届けたいんだ」
「そっか……じゃあ、見てて
僕らのこれからを」
「うん、見てる
たまにでいいから、こうやって話に来てよ」
「もちろん、視界からじゃ分からないこと
事細かに全部話すよ、何カ月もかけてね」
「それは勘弁してくれ…」
「冗談だよ」
「まったく…
サナはそろそろ起動するみたいだね」
「うん、意識がはっきりしてきたから、そうだと思う」
「じゃあ、また次話すときまで」
「うん、またね」
――――――――――――
「…ナ…サ……サn……サナ」
「……マスター…」
「大丈夫?サナ」
「サナちゃん、平気?」
β.γ「サナ」
「……」
「うん…大丈夫、ありがとう」
「θは、どうだった…?」
「マスター達のおかげで、治せたよ」
その言葉を聞いて
この場にいる全員が安堵し
その場に腰を落とした
「はぁ…あとはアーマスとαですね…」
「そうだね
だけど、少し待ってくれるかな」
「?
どうしたんですか、マスター」
「β、γ、タオ、
みんなここに集まってくれ。」
θの機体があったところへ
マヒナ、サナ、アズ、β、γ、タオ
が集まる
「こんな大掛かりな事やってすぐで申し訳ないけど
アズ、聞きたいことがある」
「…なんだ」
「アズはさっき、似たようなことをやったことあるって言ったけど
この場にいる全員知らないんだ」
「何をだ?」
「君の過去だ。」
「…」
「だから、教えてくれないか?
アズがこれまで経験してきた、これまでの事を。」
「いいだろ…だいぶ長い話になるが、それでもいいか?」
「あぁ、まだ時間はある。」
「わかった。」
アズリナエルはマヒナ達の近くに移動し、マヒナの向かいに座り
円を描こうように全員で固まった
「2040年9月1日20時丁度。我は造られた。」
そう言いだし、自らの過去を
淡々と語り始めた。
最強最弱の戦闘兵機
42話 ご覧いただきありがとうございます
最終回もだいぶ近くなってまいりました…
最後まで読んでいただけると幸いです
また次回もご愛読、よろしくお願いいたします




