真実。
サナの抑制に成功し、コアの復元という課題を達成
一区切りついた一同の中で一人だけ
何かを考えているマヒナ
彼はアズリナエルへ、質問を投げかける。
俺は自分で思うことがある
戦闘兵機に関係することだけは
異様に勘が良く、考えたことが当たっている
だからこそ、今の考えが間違っているとは
正直思わない。
「全員ではないが、アズと似たような技を戦闘兵機は使えるんだ
そして、俺は戦闘兵機の使える技のプログラムをした。」
「でもそれは自分で考えた訳じゃない。
『見本』があったんだ。」
「電源が付くわけでもなく、動かない。
だがプログラムは完璧に終わっていた。
技術者の招集をかける前に完成していたんだ。
そんな事、あの時のラカスには出来ない。」
「マヒナ…」
アズ「…結局何が言いたい。」
「アズ、君は今の戦闘兵機全機の元でもあり
|特別型戦闘兵機:神化型《エスレサルレオパルド:ディヨステイク》
なんだろ?」
全ての技が戦闘兵機よりも強く
必ずどこか似ている物ばかりだった。
そして何より、サナはアズが使った空斬を使った。
これはコピーしたのではなく
禁止機能を開放したように、呼び覚ましたんだろう。
「そして、俺に渡した黒いキューブは
機能停止プログラムとかではなく
能力開放に気付き、それを制限するプログラムを
強制的に流すための装置なんだろ。」
アズ「やはり凄いな、貴様の読みは。
推察通りだ、一言一句な。」
「でもマヒナ、なんで彼が神化型だと?」
「神化型情報は極端に少ない
そして「レオスタルドの童話」として
過去の出来事が今の戦闘兵機達に話される」
「そうなの?」
β.γ「はい、嫌というほど聞きました。」
「そして特進のサナですら、神化型の情報は見れない
明らかに隠されている。
恐らくそこには、封印されている事が書いてあるんだろうな。」
アズ「全て分かったらしいな。
貴様の言う通り、戦闘兵機にある情報に
封印の事も、我がラカスに協力したのも書いてあるはずだ。」
『機体名:サナのコア復元が完了しました。
再起動を開始します。」
ピー……チッチッチッ…カチッ
ブゥゥゥゥン……
ぐったりしたまま立っていたサナが
少しづつ上半身が起き上がっていく
アズ「自我があるから、暴れないはずだ。」
「サナちゃん…」
サナ「……」
状態を起こし、サナがマヒナの方を見つめ
段々と目に光が戻っていった。
サナ「……マヒナ…」
「夜だけどおはよう、サナ」
「おはよ、サナちゃん」
β.γ「サナ」
サナ「みんな……僕…皆を傷付け……」
ポタッ―
ほぉ。
我も持ち合わせぬ感情を持っておるのか。
フッ、図々しい奴め
「サナ」
サナ「マヒナ……すみません、僕は…」
「大丈夫、皆分かってる。」
マヒナはこの時、思い出していた。
サナと処分場で会った時のことを。
俺も…
これは読めなかったな…
γ「サナ、お帰り」
β「おはよ」
泣きながらも顔を上げ
みんなの方を見て、口を開き
サナ「えぇ……みんな、おはよう」
涙を流しながら、不慣れな笑顔で
『帰ってきた』
最強最弱の戦闘兵機
39話 ご覧いただきありがとうございます
今後どのように進んでいくか
お楽しみください
また次回もご愛読、よろしくお願いいたします




